
今回も真庭市在住のプロフォトグラファーの池田さんに写真を提供してもらいました。
旧美作国の初夏は、しっとりとした空気に包まれ、雨に濡れた紫陽花が山あいの道を彩ります。梅雨の合間に響く蛙の声、夕暮れには地域ごとの夏越の祭り。藁縄の茅の輪をくぐり、無病息災を願う人々の素朴な笑顔が、静かな田舎の風景と溶け合います。そんな季節の移ろいが、心にやさしく染み込んでいきます。
まきばの館
ラベンダーや紫陽花。初夏ならではの花が広がる『まきばの館』。
梅雨の晴れ間に照らされて、雨の雫をまとい、息づく花々が初夏の空気を一層いきいきと彩っています。