アットタウンWEBマガジン

人力車とおかげめぐり

津山城西人力車隊 会長 金田宗大さん 若僧会代表 宗永寺 高須悠嵩さん

 津山の城西地区を走る人力車。
一昨年、城西まちづくり協議会がクラウドファンディングで資金調達し、2人乗り人力車を購入してから約1年半が経過した。
すでに城西地区をゆっくりと回る人力車を目にした人もいるのではないか。
今回は、その人力車を引いている城西の人達で作る津山城西人力車隊の会長金田宗大さんと、『おかけめぐり』で人力車隊とタイアップしている若僧会代表 宗永寺高須悠嵩さんの二人に取材した。




 城西人力車隊が結成されたのは、令和5年の12月。まちづくり協議会が母体となり、城西地区に住む男性に募集をかけ、それに応じた8名で結成された。
隊員は本業を持ち、城西地域の地域活性化のために、ボランティアで人力車を引いている。会員はサラリーマンが多く、急な依頼の受け入れが難しいといった問題があるが、今は早期予約のお願いをすることで対応している。
他にも、人力車隊の活動がまだ多くの人に知られていないことも課題だという。
PRなどは心がけているが、予算も割けない上、始まってまだ一年半しか経ってないということもあり、地元津山でもまだ知らない人が多いのではないかと感じている。今は1人でも多くの人に、津山城西人力車隊の事を知ってもらい、認知を広げることを目標としている。




 そんな中で、今は城西地区の若手僧侶でつくる『若僧会』の、『おかげめぐり』とコラボレーションを行っている。城西人力車隊の人力車に乗って城西地域の街を巡ったのち、若僧会所属の寺院で『おかげめぐり』を行うといったもの。約一時間半のコースとなっている。
城西地域の街を巡る際には『若僧会』のメンバーが同行して、寺町を中心とした城西地域の解説をしてくれる。寺の多い城西地域ならではの魅力の伝え方だ。




『若僧会』は、城西地区にある6宗派9ヶ寺のお寺の住職、副住職が宗派を超えて参加し、おかげめぐりをはじめ、様々な地域貢献活動に取り組んでいる。『おかげめぐり』は『抹茶』『写経・写仏』『座・瞑想』の3つのコースがあり、いずれかを選んで体験できる。
こちらの料金は、『人力車での街めぐり』が2人乗車で8000円。1人乗車の場合は7000円、
『おかげめぐり』が1人1000円となっている。『おかげめぐり』のセットがない場合も、人力車の乗車料金は同じで、『若僧会』の同行が付かないが、時間は長くなる。
また、『おかげめぐり』の参加だけの場合は、1人1000円のままとなっている。





 人力車隊の金田さんは、タイアップでの『若僧会』の同行は心強いという。今の人力車隊の会員では、充分に寺町の魅力を伝えるだけの知識がないので、お客さんに満足してもらいにくい点を『若僧会』が補ってくれるのだそうだ。
当然、人力車隊でも勉強しているが、なかなかすぐには思うように成果が上がっていない。
 『おかげめぐり』も『人力車での街めぐり』も、当日にいきなり依頼しても対応は難しく、予約が必要だという。
予約は、まちづくり協議会に問い合わせて頂ければそちらで受け付けている。しかし、これらの利用については、少なくとも1週間前には予約して欲しいという。
できれば、2週間前に予約をしてもらうと、会員の段取りを整えやすいので協力して欲しいのだそうだ。




そして、『おかげめぐり』も『人力車での街めぐり』も、津山など県北に住んでいる地元の人からの予約も大歓迎ということだ。
 また、城西人力車隊が着用するユニフォームの法被は、作州絣のものを利用している。
これも城西地区にある作州絣工芸館を意識してのものだ。このように、城西の地域性を前面に打ち出して、魅力を発信している。

 また今後については、金田さん、高須さんともに今の活動を充実していきたいと口をそろえる。他のことを色々考えるよりも、この活動を定着させて、持続させていくことが重要だと考えているのだという。
今回の取材を通して、今はまだ城西地域内の店舗なども少なく、活気に溢れているわけではないものの、この活動を継続することで、着実に根付いてきているのだと思えた。
 アットタウンとしても、今後とも、城西地区の魅力を、さらに引き上げることを応援したい。



令和7年度城西まち歩き

【お問合せ先】
城西まちづくり協議会
事務局:城西浪漫館
TEL:0868-22-8688
定休日:月曜日(祝日の場合 翌日休業)

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