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文化活動で人づくりと地域づくりを 津山《風と光と心の劇場》 実行委員会 事務局 宮野友美子さん


 年に一度、津山市勝北地区「勝北文化センター」で市民ミュージカルが開催される。

今年の公演演目は『オズの魔法使い』。児童文学作品を少しアレンジしたオリジナル脚本だ。演じるのは『津山《風と光と心の劇場》実行委員会』。1999年の「ハートピア勝北」オープンを機に、その翌年に文化のまちづくり事業の目玉として、勝北町の市民が行政と協力して立ち上げたのが始まりだ。今回は、その『津山《風と光と心の劇場》実行委員会』のメンバーであり、脚本を担当している『宮野友美子』さんに話を聞けた。


 そして今回の作品紹介がこちら。


“オズの国では、エメラルドシティの他に

 魔女の色に染められた街があります

 その魔女は良い魔女?

 それとも悪い魔女?

 その中の一つの街に飛ばされた、

 ドロシーとトト…

 無事にお家に帰れるでしょうか??”



 この劇団オリジナルなのは、脚本だけではない。振り付け、演技、生演奏のオケ、大道具などの舞台美術、照明、音響、基本的には、すべて会員である住民が手作りで、試行錯誤しながら作り上げているのだ。

大変なのは照明や音響だという。脚本が出来上がり振付がついて初めて、活動できるようになる。それから一気に本番に向けて動き出す。どうしても練習は限られた時間の中となるため、しわ寄せが行くのだそうだ。

 そんな状況の中でも会員の頑張りにより、今年も上演が成功のうちに終わった。来場者は500席の大入り満員とまではいかないまでも、約450人もの観客が集まり、上々の客入りだった。


 『津山《風と光と心の劇場》実行委員会』の会員構成は20人強。そのうち約半数が子どもだ。それに、山岡典子舞踊研究所のメンバーやきんちゃい座のメンバーも加わり、公演が開催される。

最盛期には数百人が在籍していた会員は今ではかなり少なくなり、特に裏方の作業はてんてこ舞いだそうだ。「裏方はチョットオーバーワークで」という言葉通り、写真などでは多くのスタッフがいるように見えるが、本来は舞台に立つ演者の数倍のスタッフが必要なところを、一人2役や3役をこなしながら何とか回しているという感じなんだとか。

 裏方スタッフは途中の加入もなく、創設時のメンバーが全て行っているという。写真を見て貰えば分かるように、セットや衣装などもかなり大掛かりで本格的だ。

今回、取材を受けてもらった理由の一つに、「新規会員を募集していることを、多くの人に知ってもらいたい」ということもあるのだという。特に、「舞台の上に立つのは恥ずかしいが、一緒に楽しくやりたい」という方、裏方を一緒にしてくれる人は大歓迎だという。

運営は基本的に会費で行っている。公演は有料だが会場使用料ですべて消えてなくなるためだ。そのため、裏方で年間5000円の会費が必要になる。

しかし、練習に来ることが出来る人なら、どこに住んでいる人でもいいということなので、興味がある人は問い合わせてみて欲しい。特に最近はダンスブームにより、ミュージカルよりダンスに流れる中高生が増えてきたことで、演者の方も少なくなっているとのこと。因みに演者は月2000円+年間2000円となっているので、こちらの方も希望者は問い合わせて欲しい。



 他の活動としては、コロナ禍以降、以前行っていたバーベキューや親睦と研修を兼ねた旅行などの行事が行えてないのだそうだ。こういった親睦を深める行事も宮野さん個人としては、再開していきたいという。

みんなで集まり、ミュージカルという文化活動で県北を盛り上げていきたいという意気込みだ。

次の公演までおよそ1年近くあるが、チケット価格は変わらないと思うので、念のため紹介すると、基本は前売りで大人1000円、子供500円となる。チケットは関係者に知り合いがいたら直接聞くのが早いが、時期が来たら勝北文化センターでも販売しているという。またInstagramなどSNSのDMで連絡をしてもらえたら、取り置きして当日に代金と引き換えで渡すことも可能だという。


 最後に、地域振興と生涯学習といった明確な課題を持ち、ミュージカルという大規模な催しを開催している『津山《風と光と心の劇場》実行委員会』の活動に敬意を表して、この記事を締めくくりたい。この記事を見た新たな会員が増えることにも期待しながら、公演を続けて欲しいとの願いを込めて。





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