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清々しい空気をみんなで。 津山市 津山モラロジー事務所 代表 柴田美智子さん

 津山市の皿山、皿川に山が迫る一方という地に、この地域の産神様が祀られる佐良神社がある。

創建は定かでないが、古くは和気氏の祖が居住した美作国佐良の荘に由来すると伝わっている。鳥居をくぐって石段を上っていく。境内の建物が建つところまで登ってくると、木々の緑に覆われ日常の喧騒とかけ離れた静寂の場所となっている。

 その佐良山神社を、毎月一回清掃活動をしているグループがある。グループと言ってもお参りをしていた人に声をかけて、徐々に輪が広がって行ったような、そんなグループだ。












最初に柴田さんが仲間に声をかけて、3人から始まった活動は、8カ月経った今は8人まで増えている。

 佐良山神社には神職が常駐していない。日々の管理をする人がいないのだ。

産神様として、地域の人が集まり交流をする拠点でもあるのが神社。地域の人の多くが、何かの時には足を向ける場所になる。その神社を定期的に掃除して、気持ちのいい癒し空間として維持する。

「最近の人で若い人におおいんだけど『モラル』が低い人を見かけるでしょう」という。「皆が集まる場所を皆で綺麗にする」それを率先して行うことで、神社を訪れる人に見てもらい関心を持ってもらう。その中で「道徳について関心を持ってもらいたい」と柴田さんはいう、そんな思いのこもった活動だ。


 また、柴田さんは、津山市高尾の津山モラロジー事務所に拠点を置き、道徳の普及活動や神話の読み聞かせ活動も行っている。神話の読み聞かせを取り入れるのは、『因幡の白兎』など、道徳的観念を取り入れた物語が多いためだという。

さらに、「津山モラロジー事務所」では、柴田さんが代表を務める女性クラブがチャリティーバザーを10年以上も毎年行っているのだそうだ。

バザーの収益は、主に自然災害などの被災地や子ども食堂の資金として送られているのだが、その金額を聞いて驚いた。寄付額が、20万円とか30万円とかにもなるのだ。

 このバザーは、かなり面白い仕組みになっている。会場での開催は3日~4日ほどだが、会場での開催が終わっても、ロビーに展示してあるため、なんと6月までの最長4か月間も品定めができる。

また、それだけではなく、ロビーに出品する商品を持ち込むことも可能なのだ。家庭でまだ十分使える不用品が出た場合は、こちらに持ち込むことで、困っている多くの人の助けになるかも知れないので、頭の隅に置いておいてほしい。

こんなシステムで、回っているチャリティーバザーなので、随時商品が入れ替わる。中には2週間に一度とか、月に1度など、定期的にバザー目的で足を運ぶ人もいる程だ。

このような仕組みになったのは、コロナがキッカケだという。

感染予防のため、密を避けるため混雑しないように、ロビーで長期開催をしたのが始まりだという。それが思いのほか好評で、売上も短期開催より大幅に増え、多くの金額を寄付することが出来たのだ。それ以降、バザーイベントが終わってもロビーに移動させて長期間展示することとなったという。

自由に「津山モラロジー事務所」に行き、事務所で値札の代金を払って帰れば、そのお金が災害などのチャリティーに寄付される仕組みだが、代金も非常に安く、皮のコートが千円程度など。チャリティーバザーならではの料金で、かなりお買い得感はある。

そういった活動を通して、地域の人がともに助け合いながら生活していけるような共助の考え方を、もっと根付かせたいという思いもあっての活動だという。










それは、柴田さんだからできることだと、考える人もいるだろうが、地域の憩いにと「自宅の庭の道から見える場所に花を植え、そこを通る人に楽しんでもらう」これも、柴田さんも実践していて、庭を持つ家に住んでる人なら誰でも出来る共助だ。

お互いがお互いを思いやり、ほんの少しだけ気を使い合う。その結果が、お互いを支え合う事になる。


 読者の皆さんも、今ここから、自分で何ができるのか、ほんの少しの思いやりを形にしていき、共に暮らしやすい地域、ひいては津山市、県北地域にしていく。

殺伐としたこの世の中にあって、そんな想いで日々の生活を営んでみませんか?

いつもと違う景色が見えてくるかもしれませんよ。




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