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新見美術館で本物に出会う

池田あきこ原画展、ダヤンと不思議な劇場 5月27日まで

ダヤンが「わちふぃーるど」から新見にやってきた。
今回はの展示は、絵本や小説を読んでいなくっても平気!
不思議で素敵なダヤンと劇場空間で思いっきり遊ぼう。
 
新見美術館に足を踏み入れると「ダヤンと不思議な劇場」が幕を開ける。
池田あきこさんが色鉛筆やパステルなどで描いた絵画はもちろんの事、段ボールで作ったお祭り広場やプロジェクションマッピングが映し出される空間、革のジオラマなどさまざまな世界を楽しむ事ができるし、スタンプラリーや写真撮影を楽しむ事ができる。
素材の風合いを生かした立体劇場やSNS映えしそうなフォトブースなどダヤンの世界を大いに楽しむ事ができる。
さまざまな素描など展示は約180点、西日本初開催で平日にもかかわらず多くの入場者でにぎわっている。




三世代で作品に見入っていた、大杉雅子さん(高梁市)は姉の宮本真理子さんと大盛り上がり。
「30年前からダヤンのファンです。
独特のワールドで不思議な話や、夢食いの悲しい話、ホットケーキの話など夢中でした。
前回来る事ができなかったけど、いきいきと優しくて可愛い絵は、イギリスの風景を感じるようで大好きです」と話してくれた。
 
「段ボールを新しい素材として使っています、アースカラーにアクリル絵の具の風合いが古めかしさを出しており、切って絵を描き模型をつくったような建造物や、木や革などの素材と共に非日常の劇場空間を楽しんでいただければ」と学芸員の藤井茂樹さん。

5月以降の、池田あきこさんのギャラリートーク&サイン会は25日、26日。いずれもトークが30分、その後サイン会がある。会期は5月27日までで会期中は無休。

「新見市は人口の減少が顕著にみられるところですが、文化が栄える町になってほしい。
質の高いものを市内のみならず皆様に見てもらいたいです。
色々な展示を色んな人に見てもらい楽しんでもらえることによって、町の活性化につながるといいなと思います」と藤井さんの思いは深い。




今後の展示、見どころは次の通り。

生誕100年 堀文子追悼展~旅人の記憶~
6月1日(土)~7月21日(日)
*休館日は月曜だが7月15日は開館。

孤高の女性日本画家・堀文子の80年に及ぶ画業を振り返り、その遠大で魅力に満ちた絵画世界を紹介する展覧会。今年2月に亡くなって直後の展示、岡山では初開催で、6月1日には堀さんと仲の良かった女優の檀ふみさんのスペシャルミニトークもある。

胡蝶之夢 マツオヒロミ展
7月26日(金)~9月16日(月・祝)*休館日は9月2日、9月9日(いずれも月曜日)
大正ロマン・昭和モダンに影響を受けたレトロモダンな世界観。岡山在住で風景にも岡山を盛り込んでいるものもある。初日にギャラリートークを予定している。




今後の展示などについては、新見美術館ホームページに詳しく載っているので参考にしてほしい。
 
新見美術館 新見市西方361
 電話(0867)72ー7851

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