アットタウンWEBマガジン

monsieur Fujimotoの絵画とエッセイ



アットタウンでは津山市在住の画家・藤本隆美さんの絵画とエッセイを、毎月掲載する。不思議かつ奥深い「藤本ワールド」にどっぷりとつかっていただきたい。

先生

中学生の私は、学校の黒田先生の机の引き出しを黙って開けてしまった。

そこに一枚の裸婦を描いた皿を見つけて動けなくなったことがある。

そのことを先生が見ていたわけではないが、しばらくして二人だけで先生にお会いする機会があった。

その折先生は、私に言ったことが今でも忘れられない。

「僕は、絵の先生をやっていることを恥じに思う。

生活が苦しくても絵を描くことに専念すべきであった」と。

その当時私にとっては、理解出来ない部分もあったが、それなりに先生の気持ちが私の心に広がった。

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