アットタウンWEBマガジン

真庭市立中央図書館今月のおすすめ本vol.26

図書館司書の杉本さんオススメの本をご紹介いたします。



オオカミ県
多和田葉子/文、溝上幾久子/絵・論創社
オオカミ県出身の俺は兎が住んでいる東京に出て仕事を始めます。これだけを見ると、ファンタジーの物語と思えますよね。しかし、「インターネットの書きこみ」や「統一地方選挙」、「政府の官僚」という言葉が出てきて、これは現代社会を風刺した寓話風の物語であると分かります。怪しげな雰囲気を漂わせる銅版画と相まって、ちょっと不思議で不気味な物語の世界を味わえます。





酪農かあさんが教える 台所チーズ

スローライフミルク研究会/編・農山漁村文化協会
チーズ作りを夢見ていた酪農家の著者は、簡単モッツアレラチーズの作り方を偶然発見します。しかも特別な材料や器具は不要! 作ってみたいですよね。著者のチーズへの熱量は大変高く、チーズの歴史からチーズの科学まで、情報は多岐にわたっており、チーズ料理の写真や図も豊富で、思わずチーズが食べたくなりますよ。




ペットボトルで育てよう むし

谷本雄治/著・汐文社
どこの家庭でも、いつの間にか溜まってしまうペットボトル。なんと虫かご代わりに使えてしまうのです。ただ半分に切って使うだけではありません。住む虫に合わせて、エ夫を凝らした細工の仕方が載っています。ペットボトル虫かごに収まった虫たちは、とても快適そうです。




みち
さいとうしのぶ/作、絵・ひさかたチャイルド
はるちゃんが公園で地面にみちを書いています。どんどん書いていくと、勝手にみちがのびていき…はるちゃんの不思議な世界へつながるみちはどこまで行くのでしょう? 空想の世界はどこまでも楽しく夢あふれています。




夢をかなえるゾウ
水野敬也/著・文 飛鳥新社

密教の神様、ゾウの姿をしたガネーシャに取り憑かれた運のない冴えない青年が共に住む中ガネーシャのいい加減でわがままな言動の中から彼に足りなかったものをみつけていくコメディ。

案外自分にも当てはまることが???




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