津山市の加茂町山下に、まるで秘境の駅のように、ひっそりと佇む1面1線の素朴な駅。
かつて、当駅終着の列車が設定されるなど重要な駅として運用されていた。
当時は島式ホーム1面2線と留置線1本の3線が引かれており、現在でも残る広い敷地が、往年を想像させる。
この駅でも急行『砂丘』のタブレット交換を行っていた。
ラッセル車を運行しなくなってから発掘までの間は、長い年月の間に土中に埋もれ姿も確認することができなかったが2007年4月に発掘され、2009年2月に近代化遺産に登録された転車台が駅の南西にある。
また難攻不落の山城として有名な矢筈城の登城口も、この駅からとなっている。