アットタウンWEBマガジン

世界に広がる農林物(全4回)第4回

衆議院議員 平沼正二郎氏 寄稿

前月号で記載した木桶仕込み醤油の人気復活により、一部ではステンレス容器で生産していた業者が木桶生産に戻しているような動きもあるみたいで、輸出産業の発達が国内の貴重な技術や伝統文化を守る動きにもつながっております。
因みにこの木桶仕込みの動きは岡山県でも取り組まれておりまして、真庭の味噌生産業者さんがこの木桶を使用して、木桶仕込み味噌をブランディング化して海外進出にチャレンジしておられます。こうしてみると日本の伝統的文化や価値観を武器にしていくのが一つの輸出拡大のヒントなのかもしれません。


わたしは密かに日本食の基本である「さしすせそ」【「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」は醤油(せうゆ)、「そ」は味噌】に注目しております。今回ご紹介した事例のほかの分野でも日本特有の製法や商品が海外で評価される可能性が高いのではないかと感じておりますのでこのあたりの推進も私自身取り組んでいこうかと思っております。
(次のテーマへ続く)

※このコーナーでは『平沼正二郎』氏の寄稿文を、原則、原文のまま掲載しています。

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