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津山ですごいもの!

2019年07月04日

津山観光と言えば、1番に鶴山公園、続いて衆楽園、そして中山神社と思っている人が多いと思います。


しかし、津山には前に挙げた歴史名所に勝る「お宝」といえる歴史遺産があります。

ご存知の人も多いと思いますが、美和山古墳群と三成古墳です。

観光などであまり取り上げられていないため、「へー!」って思う人も多いと思いますが、双方とも国の史跡に指定されています。


この古墳がすごいのは、はっきり古墳だと分かるように墳丘が残っていることです。

あちらこちらの古墳を見ましたが、土をもって作る古墳は、長年の風雨に晒され形がはっきりしないものが多く、石室があったり礎石の後があったりして、初めて古墳だと感じれるところがほとんどです。



3世紀後半から4世紀にかけての大規模な前方後円墳などは、多少崩れているところがあったとしても。その規模から全体像が把握されていますが、美和山古墳群や三成古墳が造られた、5世紀ころになると、古墳も徐々に小さくなり、形も円墳へと移行していきます。

当然、風雨にさらされた上、山になったり畑になったりで、自然のものか人口のものか分かりにくくなってしまいます。


はっきり古墳だと分かる墳丘を今に残す、津山の両古墳の素晴らしさを、もっと多く津山の人に知って頂きたいです。


(禄胤)

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