アットタウンでは津山市在住の画家・藤本隆美さんの絵画とエッセイを、毎月掲載する。不思議かつ奥深い「藤本ワールド」にどっぷりとつかっていただきたい。
趣味の域とプロ意識
私は、プロの世界に物申す者でもないし、趣味の芸にイチャモンを付ける者でもない。芸事を生業にするかしないかは、ある意味大きな違いが生じると考える。
自分の血肉を売りに出すか出さないか、そのあたりの人間存在のあり方により横尾忠則氏のY字路の様に人間は、分岐点を迎える。
確かに一般的にみてこの様な分岐点を知らずに創作活動続ける場合が多い。しかし、生涯の終焉に於いてこの問題は、ないがしろに出来ない形で現れるであろう。