一日の終わりを告げる夕焼けを 追いかけるごと冴ゆる三日月福島 明子●この詠草を手許に頂いた頃は、立春...
微笑みてただ立ちつくし夢にいる 何をか告げん初恋の君初岡 勢津子●この歌が該当しているかは定かではな...
フジバカマよアサギマダラを呼んでくれ 今年も我が庭素通りなのか信清 小夜●フジバカマは秋の七草として...
@歌壇地下芝居に大見得を切る田ちゃんの 弁慶役のゲジゲジ眉毛川上 悠子●地下(ぢげ)芝居と言えば、各...
@歌壇短歌への誘ひあしひきの山のしづくと滴るを 朝(あした)の露で錦と変へる千葉 二朗●有名な大津(...
@歌壇長月の終わりも近く夕暮れて 風無き残暑風鈴しずか山本 見佐子●この一首を頂いた時、なんと流れの...
@歌壇梅雨晴れに早苗さ揺らぐ里山は 空の青さと郭公の声堀内 あい子●この短歌を読まれてすぐ、作者の作...
雨上がり真白き雲を背負いつつ くっきりどっしり緑の那岐山河原 弘子●安定感の感じられる短歌である。梅...
折り詰めの筍(たけのこ)ご飯六つあり 白いかっぽう着顕(た)ちくる昼餉福島 明子●白い割烹着は作者の...
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@歌壇好物のコーヒーの香を楽しみて 深呼吸する穏やかな朝山本 見佐子●コーヒー好きの人には朝の部屋に...
砂糖入れ 草餅作る 来月の 幸ひまでの 苦艱(くかん)いくばく千葉 二朗●見事に冠の折句(おりく)で...