短歌への誘(いざな)ひ落つる陽の残余の想ひ山の端に 留めて往きぬ彼岸の色に橋本 眞佐子●なんと壮麗雄...
@歌壇粒揃いの玉蜀黍(とうもろこし)は富良野より 今年も届き甘さ格別河原 弘子●作者は友人も多く交際...
短歌への誘ひ田は預け畑を守る日々なるも 近所の扶(たす)けあればこそなり萬代 民子●作者は山間の農村...
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医王山今年も尼子の旗あがる 鯉のぼり五匹寄り添い泳ぐ早瀬 榮●この医王山と言うのは津山市吉見に有る、...
短歌への誘ひ夕映えを背(せな)に手を振る我残し 孫乗る一両車(れっしゃ)ゆるゆると発つ川上 悠子●映...
夕風の落葉舞う音(ね)に振り向かぬ 散歩帰りの亡夫(つま)かと思い山本 見佐子●そこはかとなく哀愁の...
壮麗に雪化粧せる富士の山 続いてほしき日本の平和田野 孝明●作者は県議会の県北の議員として地元の住民...
新学期雨や寒さに負けないで パラソルの花クルクル回し三好 多恵子●作者は一年を通して、極寒の朝や夏休...
一心に活け花をする姉の背は 細くて丸く亡母(はは)を顕(たた)しぬ井上 襄子●短歌の師でもある姉君は...
しつらひの梅ひと枝のうす明かり 案内(あない)のひとの足袋のうつくし橋本 眞佐子●新年を迎え、初釜で...
浴室に貼られし孫の教材は 七十路我の新たな学び山本 見佐子●一読して作者の詠まれた〝意〟が伝わり共感...