@歌壇梅雨晴れに早苗さ揺らぐ里山は 空の青さと郭公の声堀内 あい子●この短歌を読まれてすぐ、作者の作...
雨上がり真白き雲を背負いつつ くっきりどっしり緑の那岐山河原 弘子●安定感の感じられる短歌である。梅...
折り詰めの筍(たけのこ)ご飯六つあり 白いかっぽう着顕(た)ちくる昼餉福島 明子●白い割烹着は作者の...
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@歌壇好物のコーヒーの香を楽しみて 深呼吸する穏やかな朝山本 見佐子●コーヒー好きの人には朝の部屋に...
砂糖入れ 草餅作る 来月の 幸ひまでの 苦艱(くかん)いくばく千葉 二朗●見事に冠の折句(おりく)で...
今少し咲くを待てぬか白梅よ 探梅爺は寒さが大敵白井 真澄●この短歌に出合って一瞬驚いた。今まで梅の咲...
コロナ禍にはらから集ふ元旦の 黙(もだ)し戴くおせちの料理宰務 ときこ●コロナ禍の許で三回目の正月を...
みどり児の匂ふ重さよ幾とせを 待ちて我が娘(こ)の母となりける橋本 眞佐子●待ちにまちに待たれた作者...
霜の朝自転車通学寒そうに スカート靡かせ首にはマフラー堀内 あい子●冬の朝の何気ない一コマを切り取っ...
短歌への誘(いざな)ひ落つる陽の残余の想ひ山の端に 留めて往きぬ彼岸の色に橋本 眞佐子●なんと壮麗雄...
@歌壇粒揃いの玉蜀黍(とうもろこし)は富良野より 今年も届き甘さ格別河原 弘子●作者は友人も多く交際...