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駅めぐり 周辺紹介編 JR津山線 亀甲駅

2022年05月14日

駅を降りて、 美咲町役場 第2分庁舎を目指して進みます。その庁舎を通り過ぎると、歯医者さんがあり、その隣の細い道を入ったところ、すぐにあるのが亀甲岩です。
この岩は、亀が伏せているように見える事から、亀甲岩と呼ばれるようになったとのことです。
これには、次のような弘法大師にまつわる奇譚が伝わっています。

 “その昔、旅人がこの地で行き倒れました。
地元の人が哀れんで、この地に埋葬したところ、ある蒼い月の夜に、巨大な岩が弘法大師の像を乗せて岩が競りあがってきて、今の形になったと伝わります。
この岩の形が亀に似ていたために、「亀の甲岩」と言われるようになりました。”

そこまで、亀の甲羅に似ている形には見えませんが、これが亀甲の地名の所以となっています。

その亀甲岩を後にして、次に目指すのは『諏訪神社』。国道53号線、わらび交差点を目指し進みます。結構な距離で1キロ以上は歩く事になります。
この神社の何が珍しいかと言えば、境内に古墳や竪穴式住居の復元遺跡があるのです。
鳥居そばにある弥生時代後期の竪穴式住居跡は、1967年に諏訪古墳群の発掘調査が行われた際に、発見されたそうで翌年の1968年に復元されています。
復元から50年以上経っている為か、住居はかなりくたびれています。
古墳の方は、この住居遺跡を中心に円墳6基、方墳1基、前方後円墳1基の計8基が見つかっているはずなのですが、全ての古墳を見つけられず、しっかりと下調べをしていくべきだと反省することしかり。
また、この神社は境内が広く、拝殿、幣殿、本殿も立派なうえに、末社も多くあり、とても気持ち良い空間で、ゆっくりできる感じになっています。
古代遺跡を抜きにしても、魅力がある神社だと思います。

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