アットタウンWEBマガジン

OpenAI ChatGTPに聞いてみた。(続編)

今話題のChatGTPに歌を詠んでもらおうとしたことを、先月号で報告しましたが、一ヶ月経って何か変わったか?ということで、再びチャレンジします。
まずは、単純に「短歌を詠んでください」と依頼します。

ChatGPTが詠んだ歌がこれ
“春風に 花咲く野を行く 心躍る 命の息吹を 感じる季節”
字余り連発だが、以前のように10音で作られた句などがないだけ、若干成長したように見えます。
しかし6月に入り季節は初夏。さすがに「春風」や「花咲く」はないでしょ。
「6月からは夏ですよ。今の季節にあった短歌を作ってください」と依頼すると詠み返してきたのが、以下の歌。

“夏陽燦々 海辺に人々 笑顔溢れ 波音と共に 心穏やかに”

ポエムの接続詞だけを抜いたように言葉を並べた文章。更に全句が字余り。
すでに短歌というより、自由律です。

一カ月前より何ら進歩がないように感じ始めました。そこで「57577になっていません」と指摘したところ、こんな回答をしてきました。

“申し訳ありません、誤解が生じました。以下は5-7-5-7-7の形式になる短歌です。”
“夏の陽照る 海辺に人々 笑顔あふれ 波音と共に 穏やかな心”

とまた字余りだらけの歌。
短歌について、知ったかぶりなしで教えてくださいと依頼したところ以下の答えが

“短歌は、日本の伝統的な詩形のひとつで、5-7-5-7-7の音数(音の数え方)で構成される詩です。以下に短歌の基本的な特徴を説明します。

音数の規則:短歌は各句が5-7-5-7-7の合計31音で詠まれます。音数は日本語の発音に基づいて数えます。一般的には1音が1モーラに相当します。

季節感:短歌には季節感を表現することが重要視されます。季節の風景や自然現象、季節に関連する行事などが詠まれることがあります。これは短歌の起源が古代の和歌にあり、季節感が詩の中で重要な要素となっていたためです。

自然や感情の表現:短歌では自然の風景や季節の移り変わりだけでなく、人間の感情や心情も詠まれます。一般的には短い言葉で深い意味や情感を表現することが求められます。

切れ字と連歌:短歌では、各句の間に切れ字(切れ目を示す記号)が入ります。これによって詩のリズムや調和が生まれます。また、複数の人が交互に詠んでいく連歌と呼ばれる形式もあります。

以上が短歌の基本的な特徴ですが、詠み手の感性やスタイルによってさまざまな表現が可能です。短歌は日本文化の一部として広く愛されており、詩人や文学愛好家によって詠まれています。”

本当に分かっているの? という感じです。

関連する情報

人気記事

新着記事