大正時代に建てられ、そのレトロな面影をいまだに残す美作千代駅。
周辺は田んぼだらけの場所だが、駅や駅のまわりは素晴らしい。
駅舎の外観を装っている下見板張りの板は、建築当時のものが今でも残っており、当時にタイムスリップした感覚になる。
一度気になりだすと、窓が木枠ではなくサッシなのが残念ではあるが、写真にするとそれほど気にならない。
駅舎入り口付近の丸ポストも花を添えている様だ。
駅前は小規模なロータリーになっており、中心の花壇には季節に応じた色とりどりの花が咲き誇り、訪れた人の目を楽しませてくれる。
元は2面2線の構造だったようだが、今では対面のホームは畑となっている。
レールも剥がされ今はなく、撤去跡には周辺の木々の枝が覆いかぶさり、地面は草に覆いつくされている。
トイレは使える状態で綺麗になっており、管理がされていることがうかがえる。