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マイナ保険証について(全5回)第4回

衆議院議員 前 内閣府大臣政務官 兼 復興大臣政務官
 平沼正二郎氏 寄稿
正ちゃんのコラム


前回まで登録に関しての若干ネガティブな事を記載いたしましたがそれ以上にメリットが大きい事も是非知っていただきたいと思います。まずマイナ保険証になれば医療機関の既往履歴や投薬の情報が完全データ化出来るので非常に明確になります。これが何に役に立つかといいますと、例えば能登半島地震もそうですが災害が発生した際に避難所に避難した場合にマイナ保険証登録したマイナンバーカードがあれば、避難された方の医療情報や投薬情報が一目で把握することが出来ます。

その結果、この避難所にはこのような持病をお持ちの方がいるのですぐに別のところに移す必要があるとか、この避難所にはこの薬を送る必要があるなどがわかり迅速に対応をとることが可能になります。また、災害でなくても医療機関にかかった情報がデータ化されているので、個人事業主の方などは確定申告における医療費控除申請も自動連携されて自分でまとめる必要がなくなります。なお、確定申告はマイナポータルを利用してスマホでも簡単に申告が出来るようになっておりますので、各種控除も一度マイナポータル経由で確定申告した場合、翌年からの申告が過去の履歴から簡単に行えますので非常に便利になっております。

(次号へ)

※このコーナーでは『平沼正二郎』氏の寄稿文を、
 原則、原文のまま掲載しています。

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