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笑う門には福きたる衆楽笑タイムで元気いっぱい

衆楽笑タイムが5月衆楽園、迎賓館で開かれる。



今回で4回目
津山市山北の、国指定名勝、衆楽園で落語を聞いて笑いのひと時をと計画して、今回で4回目。
初回は一世を風靡した漫画トリオで活躍し、後に青芝フック、キックで知性派漫才として知られていた青芝フックさんが玄人好みする漫才トークを披露。
2回目には桂花団治さん。桂春団治一門で「大阪で一番多く教壇に立つ落語家」として自身の幼い頃のいじめなどを題材とした噺が好評だった。
3回目は笑福亭鶴光の弟子だったナオユキさんがぼやき漫才を披露、社会性のある噺家やお笑い芸人を毎回招いている。

同笑タイム実行委員会で、今回落語会を行うのは、桂雀三郎さんで師匠は桂枝雀さん。
本格実力派として独特のしわがれ声で名をはせる、また歌手として桂雀三郎withまんぷくブラザーズで「ヨーデル食べ放題」を発表。
1990年代後半に12万枚以上のヒットをとばした。
大爆笑間違いなしの笑タイムになるに違いない。




衆楽笑タイムで関西のお笑いを

衆楽笑タイムを始めたきっかけは、約20人男女の飲み友だちでつくる「一灯会」の事務局長で衆楽園管理人の富永さんの呼びかけ。
「大阪、関西のお笑い芸人に津山に来てもらって、城下町津山に面白おかしさを知ってもらうと楽しいのでは?」という話になった。
しかし、先立つものはお金、出演料など高額なものはとても払えない現状だった。
そこで一灯会のメンバーの山崎さんのプロデュースで、初回からいわゆる玄人好みの文化的な香りのするお笑い芸人を呼べることになった。
1回目から観客は100人を超え、大勢の人に笑いを楽しんでもらえた。



衆楽園の良さを多くの人に

場所は衆楽園(旧津山藩別邸)。
同園の歴史は古く津山藩2代目・森長継の時代に築庭した池泉回遊式の大名庭園で京都の仙洞御所を模したもの。
津山藩は森家から松平家になったが、遠く中国山地を借景として池や島が施された庭園の美しさは連綿と今に受け継がれ、津山市民や美作地域の人たち、観光客に親しまれ、和みの場所になっている。

もっと多くの人たちに、衆楽園を知ってもらいたい、園の中で風景と共に笑いの文化を堪能して欲しいとのことから、また噺家の人たちに津山や美作地域を見てもらい話しの種に津山が出てきても面白いのではないかという地域振興の気持ちも多々ある。

みなさんに楽しんでもらいたい

「笑うことは健康につながりますよ」同笑タイム実行委員会会長の山本正美さん(津山市小原)。
「桂雀三郎さんの演目は当日のお楽しみにしています。
みなさんにいっぱい笑ってもらって元気になっていただけたら嬉しいです。
ラジオやテレビでは伝わらない本物の生で聞く落語の雰囲気や空気を衆楽園の風景と同時に楽しんでいただけたら」と落語会参加を呼び掛けている。

    (取材ライティング・武本明波)

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