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下町川ササユリの会のみなさん

種を植え付ける

下町川ササユリの会(竹内眞介会長)は、1月28日勝央町下町川公会堂で、ササユリの種の植え付けをした。

ササユリは日本特産のユリの代表的なもので、6月に薄ピンクの花をつける。
香りはほんのりと甘い、近年、山で見かけなくなったが、同会は地域でササユリを育てようと、竹内さんが1年前に採取した種をビニール袋で大切に管理し、少し芽が出、根が伸び始めたものを発泡スチロールの箱に培養土などを入れた土に植え付けていった。




丁寧に組織的に育てる

同会は会員15人。
大半が下町川地域の人で、そのほか町内からの参加もある。
竹内さんの指導でそれぞれ発泡スチロールの箱に等間隔で30個ずつ割りばしなどを使い丁寧に植えた。
「狭い範囲にたくさん植えるので少し面倒ですがきちんと並べようと思います」と泉水良通さん。町内石生から参加している、有元あゆさんと鈴木絢子さんは「花が咲くのが楽しみです」と笑顔だった。




「会で活動し始めて14~15年経ちます。今までは植えっぱなしでただ大切に見守るだけでしたが、今まで使っていなかった薬品で病気やカビ対策をします。今年になってササユリ先進地の三重県伊賀市や奈良県の大神神社などに技術を習ってきたので、組織的に育てていきたいです」と竹内さんは意欲満々だ。




100%咲きます!
その日植えたものは、各自持ち帰り、水をやり、ビニールで密封し管理する。
3月まで管理し4月に持ち寄り次の栽培段階に入る。




ササユリの魅力は何ですかと聞いたところ「清楚な乙女のように清らかな咲き姿です。
今回植えたものは、皆で力を合わせたので100%咲くと思います」と俳句を詠んでくれた。
 
「ササユリや村人こぞり種を播く」

 下町川の道べりで咲くササユリが通っていく人の目を和ませる日も近い。

この記事の問い合わせは武本まで

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