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ハラスメントセミナー~働きやすい職場をつくろう~

誰もが気持ちよく仕事をして、生産性を高めていくことや、自信をもって部下の指導をすることができることを目的に「ハラスメント防止!」~働きやすい職場をつくろう~と、職場の管理職向けセミナーが津山男女共同参画センター「さん・さん」で行われ約30人の人事担当者、管理職などが熱心に聴き入った。



グレーゾーンについて


「いじめよう、嫌がらせをしよう」と意図をもって行う事例、意図的ではなく言葉や感情の行き違いで感じる事などハラスメントのレベルの中間で、マニュアルやNGワードだけでは解決できないグレーゾーンのパワーハラスメントについて、東京海上日動メディカルサービス株式会社の増本直樹さんが分かりやすく説明した。



臨床心理士の増本さんが分かりやすく


増本さんは臨床心理士で、自身の対応した事例なども挙げ、今は「嫌だ」が言いやすい風潮になっており、上司の方がハラスメント対応に悩んでいると前置き、業務上の適正な範囲内での指示や注意・指導はパワハラに当たらず、業務の適正な範囲をどうとらえるかが大切だと強調。



「嫌だ」の言い過ぎにはコミュニケーションを


業務について、それぞれの会社、部署で明確にしていく(部下が自分の役割を理解する)、「嫌だ」が言えるのは良いことではあるが言い過ぎに対しては説明し、どう取り扱うかを考える事が大切で、コミュニケーションで行き違いのないようにすることが重要だとまとめた。


また同社の小谷大介さんから、パワハラ防止が法制化され、各企業はハラスメントの相談窓口を設置することになるが、言い掛かりや勘違いで申し立てられるケースもある為。

同社の臨床心理士が対応する「ハラスメント社外相談窓口」の紹介があった。


最後に、東京海上日動岡山県北支社の内藤郁夫さんが、今年3月31日以降に開始される団体総合生活保険「ナイスパートナー」を紹介。同商品を導入することで大企業並みの福利厚生制度を構築でき、人材採用や定着に大きなメリットがあると説明した。



セミナーを終えて


実は私自身、ハラサーにされそうになったことがある。

身に覚えのないことだったが「嫌だ」と言っている側のみが大切に扱われる状況にただ黙るしかなかった。


今回のセミナーでふと自分に問うてみる「コミュニケーションを大事にしていたか」。

大切なのは、業務上の相互の理解だと強く感じた。

(武本)

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