アットタウンWEBマガジン

津山でしか出会えない『棟方志功』に会いに

 津山にある『M&Y記念館』。以前に記事に取り上げた。
今回、前回の取材から僅か半年ほどで再び記事として取り上げたのは、常設展示作品の全面入れ替えがあったからだ。
館長の杉元さんから、「約3年ぶりの常設展示の入れ替えで、8割以上の作品を入れ替えます。これほどの大規模な入れ替えは初めてです」との案内をもらい早速の訪問。




 今回の入れ替えでは、展示作品の11点が初公開作品とのことで、それも全国的に見ても非常に珍しい作品ばかりだというのだ。
展示室に入ってみると、版画作品のみならず、ここ以外ではめったに見られない油絵が複数展示してある他、はがき・手紙などといった棟方志功の人間としての片鱗を感じられる展示内容になっている。




特に貴重だというのが、昭和22年の作という油絵の『棟方志功の赤いネクタイの自画像』で世界でも唯一無二の作品だとのこと。構図などの関係だろうか、代表作となる版画『くちなし妃の柵』と、どことなく雰囲気も似ている。




 開館以来の規模での大幅な入れ替えというが、前回の記事でも、この館の目玉として紹介した、『6尺ふんどしの不動明王』は継続で展示している。まだ観に行けてない人も、観覧が可能だ。




津山が第二の故郷という人がいるほど『セカイの棟方』は美作地域に縁が深い。
郷土愛が非常に強いことでも知られる棟方だが、津山にしか残ってないようなものも多く、津山に残っているものや当人の足跡から、第二の故郷として、故郷の青森への想いと同等の熱いものを感じざるを得ない。




帰りに館長の杉元さんから一言読者に伝言をもらった。「一般の入場されるかたでも、ご要望があれば、都合がつく限り案内や説明をしますから、気軽に声をかけてください。と書いてください」
ということなので、気軽に杉元館長に声をかけてみてください。











関連する情報

人気記事

新着記事