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五訓を心に鍛錬する

公益社団法人・日本空手協会津山支部(嶋田哲士支部長)の稽古を見学させてもらった。
指先まで技を極めようと気合の声が響く、道着の擦れる音、空を切る音が張り詰めた空気を感じさせる。
毎週火、木、土の19時から21時まで、5歳から16歳までの約30人の少年少女が稽古に励む。
表情や動きは真剣そのものだ。


同支部が道場訓(五訓)として心していることは
一、人格完成に努むること
一、誠の道を守ること
一、努力の精神を養うこと
一、礼儀を重んずること
一、血気の勇を戒むること

日本空手協会の全国大会出場者や津山市空手道大会の優勝者も輩出している同支部だけに、強い選手も大勢いるが、まず人格形成、青少年健全育成に重きを置いている。
子どもたちも真剣だが指導者たちも熱が入る、時には大きな声で指導している場面も。
空手をはじめて一日一回の稽古を休んだことがない廣野瑛士君(10)と柿内詩稀さん(9)は「強くなりたい、試合に勝ちたい」と言う。
同時に「先生は厳しいけれど優しい」と笑顔を見せた。


レスリングや相撲など不祥事が社会問題になっている昨今。
稽古中の緊張感がとけた時の子どもらしい表情に心が癒され、器の大きい指導者と、温かい保護者により同支部の子どもたちは健やかに正しく成長していくのだろうと感じた。

入会など問い合わせは、有本館長(0868㉔0946)。 









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