損害保険ジャパン株式会社 岡山支店長 宮原秀樹さん
「地域社会への貢献が仕事をしていく中で、最も重要だと考えている。」そんな話をしてくれたのが、今回紹介する宮原さん。
岡山の支店長として、月に何度か県北エリアを訪れている。津山市内は鶴山公園や城東など雰囲気の良い街並みなので、散策するのは快適で気に入っているという。
岡山支店には2020年4月に着任、ちょうどコロナ禍が始まった時期と重なり夜の会食などの制限が多かった半面、自然に接する機会を持つことが気分転換にもなった。
津山市街地以外では、宮本武蔵の生誕地として整備されている美作市宮本、鏡野町や真庭市の自然が印象に残っているそうだ。
お仕事では、営業部門での社歴が長くこれまで全国各地を転勤し、その土地それぞれの良さを体感してきた。
今の岡山県での勤務は初めてだが、有名な温泉がある県北地域に郷愁を感じるのだという。足を運ぶと心が安らぐエリアといった印象だそうだ。
さて、話を聞いていくと、この県北地域に対して『仕事で地域に貢献』ということの奥は深い。
会社が成長し、新しい雇用の場が提供される。それにより、地域の若者の流出を防ぎ、そして定着に繋げていく。それが地域の賑わいや振興にも直結するのだ。
例えば都市部と比較すると、岡山県北では起業している若い人が極端に少ない。
しかし、スタートアップ時は「資金が足りない」にもかかわらず、経営面で厳しくなったり、損害賠償といった、事業リスクはかえって高くなっている。
そんな、スタートアップベンチャーの成長を助けることができるのも保険なのだという。
これは、スタートアップ時だけの話しではない。既存の会社でも昔に加入した古い保険のままで、事業リスクに対応できる補償が不足している可能性もある。
宮原さんによると、実は損保ジャパンに、このようなケースにも対応できる保険があるのだ。
それは『ビジネスマスター・プラス』という企業向けの保険。
その内容については、火災や風水災により被災した営業用什器などの補償、災害で休業した場合の営業利益、その他トラブルによる損害賠償、経営者の傷病をまとめて補償するもので『一石五鳥』というキャッチコピーが付いているように一つの保険で五つのリスクに備えられるというもの。
業種業態にもよるが、事業規模の小さな会社の方が、保険料も安くなる傾向だという。
ここで詳しく書いても、分かりにくくなるので損保ジャパンの看板がある代理店に直接尋ねて欲しい。どこが代理店かわからない場合は、ホームページなどで確認することが可能だ。
ここまで話を聞き、地域の経営者が抱えるリスクに寄り沿うことで、持続的に地域の活性化に関わっていきたい。そんな思いを強く感じた。
そして、これ以外にも、もうひとつ具体的な話が聴けたのがドラレコ(ドライブレコーダー)。
今、テレビなどで車のあおり運転の問題がよく取り上げられている。その際に必ず出てくるのが、ドラレコの設置の推奨だ。
そんな心配に対して、応えてくれる保険もあるのだという。
『Driving!』という自動車保険のドラレコ特約(「ドライブレコーダーによる事故発生時の通知等に関する特約」の付帯サービス)なのだそうだが、一般のドライブレコーダー録画機能だけとは違い、強い衝撃を受けると自動で保険会社と警備会社に連絡してくれるという。『保険会社とつながる』ところが他とは違う特徴となっている。
一部地域に制限はあるものの、事故直後に警備会社が来てくれるのだ。
この「ドラレコ」と「かけつけ安心サービス」で交通事故によくある「どちらが良い、悪い」「言った、言わない」のトラブルで解決まで時間がかかることを回避できるという。
しかし、これだけではない。強い衝撃を受けて通知が行くのは、保険会社や警備会社だけではなく、家族や関係者など事前に登録した携帯電話にもショートメッセージで通知が届くそうだ。
特に県北地域に高齢者を残し都市部に住んでいる家族や、運転初心者のいる家族の場合でも、早く連絡が来ることで安心できるのではないだろうか。
さらには、ドライブ記録を運転傾向ごとに採点化して、スマホのアプリで確認できるサービスも付属している。
自身でチェックするだけではなく、アプリを登録すれば遠方に住んでいる家族からもチェックできる。
近年、高齢者のアクセルの踏み間違いや運転中の体調不良での事故がよく報道されている。自動車の運転が重要な地域なだけに、免許返納などを進める物差しとしても有効に利用できるだろう。
このように、『世代を問わず誰もが安心して運転できる安全な地域社会づくり』という考えを会社のスタッフや代理店の皆さんと共有し、保険という仕事に取り組んでいる。宮原さんは事故に対応するだけではなく、見守り機能を通じて『事故が起こらない社会』を作ることで、地域をより安心・安全にすることに貢献したいのだそうだ。
宮原さんには今回、一時間足らずの中で、色々話をしてもらった。
その中で、一貫して感じたのが、地元企業に対する応援や地域に住む人が暮らしやすい地域づくりなど、『保険を通じて地域社会に貢献したい』という思い。
その理想を、損保ジャパン、津山支社のスタッフ、そして地域を支えてくれている代理店の皆さんが一体となって実現しつつあるという、手ごたえを感じているのだろう。勝手ながら、出来る限り宮原さんには岡山支店長に留まってもらい、県北を含め仕事を通じて、岡山の地域社会を充実させることに尽力してもらいたいものだ。
引受保険会社
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(SJ22-04834 2022/07/22)