何やら息子と娘が話をしている。
何、何…?
「いとをかしの意味分かる?」と息子。
「…?」は娘。
「超ヤバイだよ~。」と息子笑う。
超ヤバイ?
趣きがあるとか風情があるとか古文の授業で訳してきたけど「超ヤバイ」の一言で今どきはオッケーなのか!
じゃあああ
「今日の大臣の和歌超ヤバイ!」
「直衣の色マジヤバくね?」
雅な人達も当時は最先端の人達だから今風に訳した会話はこんな感じ?遠い昔の人達が一気に近くなった気がしてくっくっくっ、と一人忍び笑い(ちびまるこちゃんの野口さん風に)
それなら能や猿楽や狂言とかの役者さん達も今に例えたら劇団四季やEXILEみたいな感じ?
当時の人達もライブを観に行く感覚で芸能を楽しんでたのかな?
「今日の能マジうける。」 「世阿弥最高っす。」
「やっぱ観阿弥っしょ。」
おお~、
こんな風に今どきに訳したら超楽しい。
台所で洗い物しながらあれこれ想像してみてたら妄想が止まらない。
おかしい、おかしいと一人心の中でヒイヒイ笑い続ける。
なんだか顔もにやけてる気がする。顔の筋肉緩んでるわ。
こんな自分はヤバイかしら?
(投稿者・Aguriさん)