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お花見は美しく咲くまち美咲町の三休公園へ

美咲町にある三休公園に行った。




 美咲町西川の交差点を山の方に少し行くと、同公園、民話村入口の案内看板がある。





 くねくね曲がった上り坂のドライブを楽しめる、運転好きには楽しい道だ。




 桜のシーズンには道の両側に花花花、時期によっては、つつじの濃いピンクも楽しめる。





民話村は、大人にとっては懐かしい風景だが、子どもたちには絵本で見たことのあるメルヘンの世界。

風景の中に身を置き色々な思いにふけるのも一興。古民家は左記らの季節には売店などになり人々のなごみの場となる。




花咲かじいさんのお話。「裏の畑」で鳴いて大判小判を見つけたポチもいるので探してみよう。




うそ鳥大明神に向かう参道に赤く並ぶ鳥居らしきものの形は何だろう。

鳥居にしては一本も二本も棒が欠けているようなユーモラスな形。

「うそ」とあるだけに現実にはないものを想像させるのか遊び心あふれる参道のオブジェにくすっと笑みが漏れる。

色々な思いを巡らし、雄大な景色を堪能できる三休公園に行ってみよう。

その人その人の楽しみ方ができる場所だという事は間違いない。




桜花爛漫の三休公園から旭川を望む






公園下の旭川にはこいのぼりが風に泳ぐ



美咲町長、青野高陽さんのふるさとも、美咲町旭地区。

とても気さくでフットワークの軽い町長だ。



青野さんに三休公園のPR文をお願いしたところ、快く引き受けてくださったので、ここに全文掲載する。




「山笑う 三休公園 花ざかり」―。美咲郷土かるたでこう詠まれた三休公園(美咲町西川上)に春がきました。
 同公園と旭川ダム沿いに植えられた桜は五千本、ツツジは一万本といわれ、美咲町の町木「桜」が最も満喫できるスポットです。


そこはまるで“花咲かじいさん”に出てくる民話の世界。

民話広場一帯では、毎年4月1日から2週間余、「春まつり」が開かれます。

エイプリルフールに合わせて毎年4月1日に開かれる「うそ鳥大明神大祭」は、“うそ神主”が大デタラメのうそ祝詞をあげ、参加者も絵馬に「恋人と早く別れますように」「美咲町が変なまちになりますように」などと、本心とはまったく違う願いごとを書いて奉納します。


20年ほど前、「うそ」という鳥に芽を食べられて桜が咲かなかった苦い経験を逆手にとった、遊び心あふれるイベントですが、数年前にはNHK夜9時の全国ニュースのトップに取り上げられるまでになりました(今年は感染症対策のため中止します)。


三休公園は、旧旭町が昭和39年から桜の植樹を始め、二万本を植えました。

戦後の旭川ダム建設で町中心部が水没し、人口減少で寂しくなったまちを盛り上げていこう。

町外へ引っ越された方にも春には帰ってきてもらおうとの願いが込められたのだと思います。


その後、三休公園で撮影された写真がANAのカレンダーや週刊新潮のグラビアで使われたり、今年は山陽新聞社の「読者の写真コンテスト2019」で最優秀賞に選ばれるなど、桜とダム、ツツジが織りなす風景が絶好のカメラスポットとなっています。


広い公園を管理されているのが旭地域の有志でつくる企業組合旭さくら会のみなさん。

年間を通じ、急な斜面の草刈りや桜の手入れにあたっていただいています。


今年2月には同会と町職員が新たに350本の桜を植えました。

先人から受け継いだこの公園に数年後、美しく若い桜が咲き誇る日が楽しみです。


“美しく咲くまち美咲町”―。そこは、幸せのふるさとが実感できる桃源郷です。




三休公園は好きな場所だ。シーズンオフには一人ゆっくり考える事ができる、山から旭川を見下ろすとホッとする。
桜満開の時に花の中に身を置き、天真爛漫になれる、そんな美咲町三休公園。

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