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おしゃれな服で自己主張もありだと思う

おしゃれが好き、都会に行って楽しさを知る

ファッションの楽しさに目覚めたのは、雑誌の影響が大きいという。
「ブーンやカジカジなどのファッション雑誌に没頭した」そんな高校生時代だった本田政洋さんは、高校卒業後、大阪に出た。刺激がいっぱいだった、ビジネス専門学校に通ったがデザイナーやテキスタイルなどの専門学校に行けばよかったと思ったこともあったという。
街中がおしゃれであふれる。自分が身に着けたいものを自由に表現できる街で暮らしたことが今の本田さんを作った。




ショップを開店する夢をかなえた

彼は夢をかなえたかった。自由に表現でき自分らしさを引き出すことのできるファッションを販売し、着こなし方や、服やアクセサリーなどの話ができる場が欲しいという夢が、2018年4月に実現した。
山斎(さんさい)という店の名にはいろいろな意味が込められている。
津山の「山」、自身の出身地である上齋原の「斎」また、開店した4月が山菜の季節だったと言ってほほ笑む。



一つ一つの商品に思いがある

メンズもレディスも取り扱っている。
色彩と模様、そして形。ハンガーのアフリカ製シャツを示して「アフリカのキテンゲという布を使ったアロハシャツです。
日本のものは体に合わせたカーブなどで着やすさや、シルエットの美しさを出しているが、アフリカのものは、まっすぐな裁断で布の柄を縫い目で揃えるという作業をしていません、なすがまま、あるがままのアフリカのものだと感じます。
生活様式の違いもあると思いますがアイロンもかけず洗濯後は干すだけで十分なんです、それが持ち味なんです」とファッションを語り出すと、とても熱い。



おしゃれすることが自己表現だっていい

靴や小物にも、作り手のこだわりが伝わるブランドを選んで買い付けしている。
「もっと津山をはじめとする美作地域の人に自由なファッションをしてほしいと思っている。買うときはちょっと高いなと思っても自分を表現できる服を見つけたら大切に自分らしく着続けてほしい。おしゃれな服で自己主張するのは楽しく、日々ハッピーになれるような気がする」。




時には冒険心も必要なのか

見せてもらったファッション雑誌は、大阪の繁華街で一般の人の写真を数多く載せたものだったが、髪型、帽子、洋服はもちろん、靴まで個性にあふれのびのびした雰囲気の写真が満載だった。
「多くの人が自分の個性を出していて街を歩くだけでも楽しかったですよ」本田さんの話を聞きながらめくったページ。
美作地域に置き換えて考えてみた。
そういえば町やショッピングモールを歩く人たちも、ある意味差しさわりのない可もなく不可もない「フツー」の格好をしている人が多い。
そういう私も、色合いは黒か紺。時にオレンジ色やピンクのカーディガンを着ると気恥ずかしさを感じる・・・なぜだろう。

山斎LABORATORYは、
津山市吹屋町21 アイ・ふきや 西棟1階
フェイスブックは「サンサイ」と検索して欲しい。
インスタグラムもやっているのでぜひ見てほしい。
とのこと。
(取材ライティング・武本明波)

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