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津山青うなぎ(エッセイ)

2年ぶり。
やっと食べれる~。
去年は息子が外食を控えていたので断念。
今年こそは!
と硬い決意をして家族と日程調整。
そしてついにこの日がやってきた。
2年前、
「これ、美味しい。これ、美味しい。」
と私の隣でつぶやいていた夫。
BGMか秋の夜長の虫の声のように私の耳には聞こえていたので気にもとめずに私は店の美人女将と談笑。


女将が行ってしまってから
さあ、食べるぞ!
と、うなぎを見ると、
えっ、皿にあったはずのうなぎが2、3切れになってる。
2人前で1皿だったはずなのに。
慌てて夫にストップをかけ残りのうなぎを食べたけど…
なんだか物足りない。
そんな思いをした2年前。
今年はうな重を4人前頼み、
いざ、実食!
弾力性があり、噛めばうなぎの味が口に広がる。甘辛いタレが美味しいけれどもうなぎの味を邪魔していない。
隣からは
「うめえ、うめえ。」
と、夫の声が聞こえる。
今年は大丈夫。
私はうなぎを味わい尽くす。
タレのよく染みたご飯まで美味しい。
ああ、幸せ。


誰にも邪魔されない私のうな重。
そして息子が頼んだのはうなぎ御膳。うなぎ御膳はうな重、うなぎの蒲焼、うなぎの白焼きとお吸い物。
息子から味見に一口もらい、うなぎの白焼きを初めて食べる。蒲焼よりもこちらの方がうなぎの味がする。食べ比べるのも面白い。うなぎを食べ尽くせるのはうなぎ御膳かな?
完食して家族全員大満足。
でも今日のヒットはうなぎだけではない。
子供達が物足りないかも?、と思い一品料理も頼む。
その一品とは手羽ぎょうざ。
懐かしい~。
若い頃居酒屋で食べて美味しかったわ。
子供達と私で1本ずつ頼む。
熱っ、熱っ、
揚げたてがやってきた。
外の衣は塩味。
中身のぎょうざ餡は中華味。
合うっ。次も頼みたくなる。
ジューシーな手羽ぎょうざをシメにして楽しいお食事も終わり。
大変美味しゅうございました。


(投稿者・Aguriさん)

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