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誰一人取り残さないデジタル社会の実現 (全4回) 第2回

衆議院議員

内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官 平沼正二郎氏 寄稿


正ちゃんのコラム

人口が減るので経済規模はそれなりになるしかない、という考えもありますが、経済規模の縮小は国力の低下でありますし、現状の社会保障制度の縮小も余儀なくされる可能性が高くなります。ではどうするかというと、やはり減った人口(=労働力)の効率性をあげていくしかありません。

これがよく言われる生産性の向上であります。要はいままで2人でやっていたものを1人で出来るようにする。2時間かかっていたものを1時間で出来るようにするという事を実現していかなければなりません。
それを今後劇的に実現するためにかかせないのがやはり「デジタル化」です。
このデジタルというツール(道具)を社会に実装をしていく、そしてうまく使いこなす事が必要です。あくまでデジタルというのはツール(道具)であって、デジタル化そのものが目的となってはなりません。

デジタル化をしなければという言葉が独り歩きしがちですが誰も使えなければ意味がありません。誰一人取り残さないデジタル社会の実現こそが目指すべき方向性であります。現在様々な問題が指摘されておりますマイナンバーもそのデジタル化を実現するための要素の一つであります。


(次号へ)

※このコーナーでは『平沼正二郎』氏の寄稿文を、原則、原文のまま掲載しています。

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