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能登半島地震発生時の震災対応について 2(全4回)第2回

衆議院議員 内閣府大臣政務官 兼 復興大臣政務官
平沼正二郎氏 寄稿

平時の時にいざというときの準備を進めておくことが重要です。これは政府や自治体だけではなく、当然一人一人が意識しておくことも重要で、災害時への備えとして自助の部分の強化というのも非常に重要であります。災害における自助とは、災害が発生した際に、自分や家族の命を守るために、自分自身でできる準備や行動になります。ここでポイントなのが自分だけでなく家族も含まれるという事です。では個人で準備しておく自助とはなにかということですが、ざっと以下のようなものが考えられます。
①災害に備えた準備
・非常用持ち出し袋の準備(食料、水、医薬品、懐中電灯、電池など)。
・家族と避難場所や連絡方法の確認。
・住んでいる地域の災害リスクを知っておく(地震、洪水、台風など)を把握し、それに応じた対策を講じる。
②災害発生時の行動計画
 ・ 安全な場所(避難所など)への避難ルートの確認。
 ・火災やガス漏れの確認と対処。
 ・緊急時の連絡手段の確保。
③防災知識の習得
 ・応急手当やCPR(心肺蘇生法)の基本を学ぶ。
 ・防災訓練に参加する。
 などです。
自助の重要性は、災害が発生した直後には公的な支援がすぐに届かない場合があるため、初期対応を自分で行うことで、被害を最小限に抑え、命を守るために不可欠になります。


※このコーナーでは『平沼正二郎』氏の寄稿文を、原則、原文のまま掲載しています。

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