アットタウンWEBマガジン

日本画のイメージが変わった展示会

あゆみ会&なかまたち展 

8月16日から19日まで、津山市新魚町のアルネ津山4階、市立文化展示ホールで開かれた展覧会に、胸をときめかせながら行った。

ザ・シロヤマテラス津山別邸のラウンジにある、居森幸子さんの和紙作品に魅せられて数カ月。
居森さん直々にお誘いいただいた。
居森さんの作品で日本画の固定観念は薄れていたが、日本画ってこんなに自由なんだ、独創的なんだと思った。




私が持っていた日本画は、遠近感がなくちょっとベタっとした感じ?
色合いも渋めで、墨の色を利かせてきりりとした感じ?




あらら、こんな色もあんな色もと会場の華やかさにまず驚く。
あのーなんだか自由自在な表現でいいのかな?
会場にいた居森さんに聞くと。
「紙や台紙、技法や道具などにこだわらずのびのびと描いているのがいいですよね」と笑って答えてくださった。




オレンジ色などが目に鮮やかな福田葵さんの作品。
福田さんは80歳代だとおっしゃる。
福田さんの娘さんが撮影したお孫さんの写真をモチーフに大胆に描いている「ドレスでおめかし」は孫娘に対する愛があふれた作品に仕上がっている。
また、津山市小田中の本源寺にある鬼瓦を紫色基調の作品に仕上げた江見東母子さんは「鬼瓦ってとてもかわいいお顔をしているんです。
すてきな鬼瓦を表してみました」とほほ笑んだ。
 


どうして居森さんのまわりにはいつも人が集まるのだろう。
やさしいほんわかした彼女には一点の強い意思が見えるからなのだろう。

新しい日本画、線の美しさを見せ色と形の配置、素材の使い方など数々学びながら15人75点のそれぞれの絵が少しはにかみながら主張しているように思えた。

(明波)

関連する情報

人気記事

新着記事