しんわ美術展が開かれている(11月10日まで)。主催は津山しんわ文化財団。
同美術展は地域の文化意識の向上と文化事業の育成を通じて郷土の発展に寄与する事を目的に、平成元年に第一回が開催され、翌年からは全国規模の美術展になった。
美作地域では同美術展のファンも多い。
今回は洋画112点、日本画29点、版画10点の計151点が展示された。
会場の津山市新魚町のアルネ津山4階市立文化展示ホールには初日から美術ファンがつめかけ一点一点熱心に観賞していた。
昨年に比べ応募点数がかなり増えただけに、レベルの高い作品が多い印象だった。
文部科学大臣賞は岡山市の永原和子さんの洋画「日記KAZUー秋」グランプリは稲岡篤さん(真庭市)の日本画「町・肆」。二つが並んで展示されているのは圧巻。
津山市志戸部の成瀬節雄さんは洋画「ミクロ・ワールド」を応募した。
油絵をはじめて約10年の成瀬さんは、顕微鏡を使うご自身の仕事から、アメーバやマクロファージ、浄化や免疫をテーマに制作したという。
ブルーを基調とした社会性のある絵の前で話してくれた。