真庭市北房で音楽制作、音響、イベンター、デザイン、カフェ運営まで多岐に渡って事業を行っている『モッツプランニング』代表の谷本吉照さん。
今真庭市で活躍している若手のひとりだ。
生まれてから高校を卒業するまでは、北房で育った。
高校を出てからは岡山市内や倉敷などで転々と職を変わるなどし、4年前に北房に帰ってきた。
「県南に住んでた頃は、色々としてましたし、様々なことがありました」ということなのであまり深く聞かないこととした。
美作地域は真庭市北房町へUターンの形で戻ってきた。そして起業したのが4年前。
趣味は、バンド演奏。高校時代からバンドを組んでいる。
今もかなり本格的で、オリジナル曲のバンドを組み、最低でも年4~5回ほどステージに立つ。
メンバーは4人で岡山市内が2名、倉敷市に1名。そして谷本さんだ。担当する楽器はドラム。
コロナ禍の今は4月からイベントやステージが流れ客を入れての演奏ができていない。「ライブハウスが空かない。イベントが中止されるので本当に新型コロナの感染が広がってから、何もできていませんよ」そう残念そうに語る。
北房では、毎年ホタルフェスに出演している。
今年は残念ながら中止となったが、来年はぜひ開催できる様になって欲しいとのこと。
実は、谷本さんホタルフェスの実行委員にも名を連ねているのだ。
話はバンドに戻るが、岡山市内でメンバーが集まって、月に2回は音を合わせながらの練習をしている。
日程を調整して、メンバーの仕事が終わった夜になってからの練習となる。
仕事が終わると高速道路で車を走らせ岡山市内まで向かう。
それでも距離はあまり気にならないという。
また、久世のエスパスで不定期ではあるが、子供たち向けのドラム教室を開いている。元々は子供たちからのリクエストで始めたとのこと。
今では、いろんな子供たちが集まってくるという。
「最終的には私自身が真庭で、音響やライブハウスなどをメインの仕事にしていきたいんです。真庭では、そういった音楽活動をするベースの様なところがないんですよ。それを提供できればいいなと」
話を聞けば聞くほど、かなり思いは深い。
「将来は、真庭市から人気アーティストが輩出されることを目指しています」
と夢は膨らむ。
音楽以外の趣味は、何かありますか?と聞いてみたところ、「ちょっと仕事か、プライベートかの分別が難しいんですが、イベンターの仕事で出店とかしてもらった店舗さんに出かけて、話しているんですよ」
次のイベントに出店してもらうなどの顔つなぎという意味合いは、なくはないそうだが、それよりも色々な人と話したり、新しい人を紹介してもらうことが楽しいという。
最近の真庭は若い人の元気がいいとよく言われていますが、実際にどう感じてますか?と聞いてみた。
「そう思います。Uターンや移住者が地元にずっといる人と上手くつながって、活力になっていると思います。元々はUターンで帰ってきてすぐは知り合いが少なかったんです。それが、交流定住センターで色々な人を紹介してもらって、そこから広がっていった感じですかね」
交流定住センターが移住者へのフォローだけでなく、結果的に真庭の若い世代が盛り上がる活力になっているというのだ。
聞かないと分からない。
今までそういう側面から見ている人も少ないだろうが、興味深い。
最後に、「ずっと真庭市を盛り上げていけたらいいと思っています」そんな言葉をもらって取材を終えた。