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海外に出かけ視野を広く『GANTSU FIT BODY』岩本将弘さん

真庭市勝山で、トレーニングジム『GANTSU FIT BODY』を開業した、まだ20代の岩本さんが、今回の『まちの社長さん』に登場してくれた。
生まれは倉敷市、中学生時代はバスケット、高校、大学は陸上競技で長距離をしていたそうだ。一旦は東京に就職し岡山県を離れたが、『地域おこし協力隊』として岡山県に舞い戻ってきた。倉敷から東京そして真庭へ。『地域おこし協力隊』では真庭市への移住やキャンプ場の立ち上げなどに取り組んだ。
なぜ真庭市へ? の問いに、「岡山県であればどこでもよかったのですが、レスが早かったんですよ。それでトントン拍子に話が進んで」とのこと。それが今では、協力隊の活動が終わって、そのまま真庭に定住する道を選ぶことに。




しかし、すぐにジムを立ち上げたわけではなかった。協力隊が終わって、すぐにオセアニアへ長期旅行へ出かけた。
1年近くの時間をかけての旅だったそうだ。その中で、現地のスポーツジムを見る機会があり、そこで運営方法などに興味を持った。何ヵ所かのジムを見て回り、その際に帰国してからのジム開業への決意を固めた。




 多趣味の岩本さん。スポーツ全般が趣味とのことだが、中でも高校、大学と陸上競技をしていたこともあり、走ることも大好きだ。大学時代に、本格的に競技に取り組んでいた。厳しい練習の中で記録も伸びていった。しかしその厳しい練習がたたり、ひざを壊したとのこと。今でも、条件が揃うと痛みが出ることがある。
そのため、本気で走ったりすることはできない。
そんな中で人に勧められて始めたのが、スカイランニングだ。
スカイランニングとは、山岳を走るスポーツでトレイルランニングと混同されやすいが、大きな標高差を一気に駆け上るのがスカイランニングとなる。




スカイランニングでは、急な傾斜を登るため心肺機能には負担がかかるが、ひざへの負担は思った以上にないのだそうだ。下りについても急峻さが幸いして安全確認をしながら降りるためこれもひざへの負担は少ないそうだ。
まだ始めて1ヶ月、蒜山や大山など真庭市から近い山を駆け上っている。スポーツとしてだけではなく、山の上から見る景色の素晴らしさも楽しみの一つだという。
真庭には、全国から競技者が来るような有名な山があるため、まだしばらくは遠征をする必要がなく地元を楽しんでいる。




 また海外旅行も趣味の一つだ。今まで訪れた国は13年間で12ヶ国にものぼる。
最初の海外旅行は高校生の時。姉が留学していたアメリカに行ったときに衝撃を受けたそうだ。行った場所は経済の中心地ニューヨーク。
映画で見るような都会にまずは驚く。しかしそれだけではない。多種多様な人種が街中で入り乱れており、肌の色も様々。
言葉も何も分からない状態だったそうだが、それでもジェスチャーといくつかの単語のみで、対応してくれようとするアメリカの人々の懐の深さを感じたという。アメリカのスケールの大きさを感じたのはそれだけではない。
スーパーマーケットでも、世界中のあらゆる食材や調味料が揃っている。
会う人会う人がみんな、自らを主張しバイタリティーに溢れている。以来地域を選ばす、大学時代は東南アジアを、その後はオセアニアを、いろんな人に会って刺激をもらうために旅をしてきた。




今では、英語はある程度話せるようになった。現地語が分からなくとも、ゲストハウスは英語が分かる人が居るので何とかなるという。そこに滞在していると、どの国にも必ず世話好きな人がいて、現地の単語を教えてくれる。そこで街に出て得意のジェスチャーと教えてもらった単語だけでやり取りをする。
そんな、やりとりが楽しいと同時に、自分の気持ちを前向きにしてくれるのだそうだ。
今後は、ジムをオープンしたので海外旅行に行きにくくなる。しかし、そこは視察という意味を踏まえ、何とか工夫をし、年に一度は海外に行きたいという。
一昔前の経営者は、若いうちは、とにかく仕事最優先の人が多かった。
趣味に仕事に、新世代の経営者として頑張ってもらいたい。

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