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趣味の物づくりを生かして地域活性

古民家カフェ KAYABE堂 代表 諏訪伸一さん

今回のまちの社長さんは、真庭市は蒜山高原、「古民家カフェ KAYABE堂」の代表、諏訪伸一さん。
ふわふわパンケーキとフレンチプレスのコーヒーで今、注目されている人気の店。
古民家ならではの雰囲気と、非日常の不便さを楽しむ場所だ。
表は、シャキシャキした奥さんが切り盛りするが、名物のパンケーキを焼くのは諏訪さん。





そんな諏訪さん。実は趣味がとても多彩だ。
その中でまず紹介したいのは、レザークラフト。
革を使って小物を作っている。
作っているのは、主に財布や女性用のクラッチバック。使い勝手を最優先にした作品だ。
それがまた、諏訪さんのレザークラフトが大人気になっている。
いつもカフェに集まる常連さんから、「譲って欲しい」とお願いが多く、希望者に譲っている。




それが最近は口コミで広がり、あちこちから問合せがあるという。
中には、こんなのを作って欲しいというリクエストもあるのだそうだ。
仕事の片手間で、リクエストにも対応するなど、人の好さがにじみ出ている。
「今も少しはカフェに趣味で色々な小物を作っている地域の人の作品を並べているんですが、将来はもっと多くの作品を置いて販売できるようにしたいんです。地域の人の発表の場となればいいかなと思っています」そんな夢を語ってくれた。
実は、自分で作るだけでなく、過去に2回レザークラフト教室も開いたこともある。
1回はカフェに通う常連さんや別荘滞在者など、「教えて」といった要望が多かったため、希望者を募り行った。
2回目は、行政関係からの依頼で青少年育成目的として、こども達に教えた。
どちらも参加者の反応は上々で、「これから希望があれば、どんどん開こう」と思っていた矢先の新型コロナの流行で開催できなくなっているのだそうだ。
諏訪さんは「コロナが落ち着いたら、また教室もやりたいです」と今後の開催に前向きだ。




また、開催しているのはクラフト教室だけではない。
昨年夏に、ご自身のカフェ会場に、オープンスペースに机を並べ、手仕事マルシェを開催したのだ。
出品者は、地元蒜山の茅部を中心とした方々でアクセサリーやインテリア小物などの作品が並んだ。
会費は1ブース千円と超格安に設定し、出品者はドリンク飲み放題としたため、もちろんカフェは大赤字。
採算を考えるより、地元が少しでも賑わってほしいとの思いからだ。
結果は盛況で、初回開催にもかかわらず多くお客さんが訪れ、多い時間帯は20台用意した駐車場が溢れるほどだったという。
もっともっと、賑わえばと思いもあるが駐車場の問題で、積極的にPRがしにくかったという反省も。
波に乗って第2回も計画していたそうだが、こちらも新型コロナの影響で様子見ということになってしまった。
「コロナが収束すれば、また色々出来るんですけどね」仕方ないこととはいえ恨めしい。





最近は、金属と木を組み合わせて作る家具「アイアン家具」に興味を持ち、制作しているという。
「とにかく、趣味でモノづくりをするのが好きで、時間はいくらあっても足りません」そんな言葉を聞いて納得。

取材の最後に地域への思いを聞いた。
蒜山、真庭、ひいては美作地域への思い入れは強い。
自分を育ててくれた地元に貢献したいという思いから、カフェで出すものは蒜山のジャージー牛や地元野菜など、地産地消で可能な限り地元産を使うように心がけているという。
「若い人が張り合いになる元気な地域づくりに貢献したいです。そのための発表の場を提供したいと思っています」
地域に対する熱い思いが伝わってきた。


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