久世駅と言えば旧遷喬小学校と、桜の時期の旭川桜並木ですね。
まずは国指定の重要文化財でもある旧遷喬小学校へ、駅を出て国道まで行かず、手前の旧道のような道を通って行きます。
この道には、古いなまこ壁の商家が所々に残っており、それを見ながらの散策も楽しみの一つ。三坂川までくると右折して国道181号線まで出て、少し歩くと左側にシンメトリーのデザインが美しい旧遷喬小学校が堂々と建っています。無料で内部も観覧できるので、是非覗いてみて下さい。
そして旧遷喬小学校を後に、夏なので桜満開とはいかないのが残念ですが、旭川の桜並木を目指します。国道181号線を渡り、旧出雲街道までまっすぐに出る。この出雲街道もアーケードが始まるまでの区間に、なまこ壁の商家が点在します。古い商家づくりの家が好きな人には、ここ久世の街は、勝山や津山城東に次ぐポイントといっても、いいのではないでしょうか。
そんな旧出雲街道のアーケードを越えると左折し、しばらく歩いて旭川を渡ります。
風が吹くとどこか涼しい気がして気持ちいいです。
橋を渡ると、その堤はもう桜並木。木陰が夏の太陽ビームを遮ってくれます。そのまま川土手を上流に向け歩いて、国道313号線まで。駅を降りてから帰るまで一周約2キロ、案外桜が咲く時期でなくとも、深い緑と風の気持ちいい散策となりました。