アットタウンWEBマガジン

「故郷と俳句と私」(8)湯浅芳郎

2020年03月16日


露天湯に

流れ込みたる

雪解水

◆岡山県北、湯原温泉は小生宅から車で20分の所。よく浸かりに行く。近所の人は家のお風呂代わりに利用している。
ペット専用の風呂もある。冬は寒いがゆっくり温まると長くほかほかする。この温泉を、与謝野寛・晶子夫妻が昭和8年に訪れ歌に詠んでいる。歌碑が鼓岳(つづみだけ)を背景に足湯のそばに立っている。



鼓橋

湯原の橋を渡りけり

奥美作の夏の夕ぐれ

晶子


下湯原の露天湯とペットの湯


鰆東風(さわらこち)

備前の国は

水豊か

◆春の鰆は瀬戸内海が好漁場です。

岡山は山あり海ありでいいところです。

吉備団子や鰆を入れた「ちらし寿司」など美味しいものがある。



黄水仙

咲かせ小島の

美術館


平山郁夫美術館

◆瀬戸内しまなみ海道を走り、生口島で降りると静寂な平山郁夫美術館がある。耕三寺の近所、友人と何回か訪問した。前庭に黄水仙が咲いていた。
画伯(昭和5年・生―平成21年・没)は、広島で原爆に被爆されながらもシルクロードなどに対象を求め、精力的に沢山の素晴らしい絵を描いた。『仏教伝来』など仏教関係の絵も多い。



俳句の説明

俳句は世界で一番短い詩ですから、字面は十分な表現が出来ないが、作者と読者がお互いに認識を同じくする独特な「季語」と「切れ」の効果により、それぞれその句の世界を広げることができる。


新着情報

人気記事

新着記事