アットタウンWEBマガジン

「故郷と俳句と私」(7)

2020年02月18日

がつがつと村噛んでをり雪解川
◆凄まじい雪解の水流。川岸を削り取ってしまいそうな勢いである。それが一箇所にとどまらず、村の川辺の至る所で起っている。その様子は村の土地を噛み取って、村の面積を縮小してしまうかのようだ。「がつがつ」に実感を込める。

眼鏡屋のランドルト環冴え返る

◆ランドルト環とは眼鏡屋の壁に掛けてある視力測定検査に使用する輪の一部が欠けている環状の図。環は黒く背景は白で、環に切れ目がありその切れ目の方位を識別することによって視力を測定する。フランスの眼科医エドムンド・ランドルト(1864~1926年)に因む。




みちのくの人皆やさし梅の花
◆平成23年3月、東北大震災、テレビにくぎつけになり被災地の先ず他人のことを気遣う心優しい方々に心打たれた。俳句は、悲しいことや時事的なことは詠み辛い所がある。勿論、世界で一番短い詩には限界がある。自分はこの様な時代にこう生きたのだという証として詠んでおきたいと思った。

俳句の説明
俳句には「切れ」が必要です。その「切れ」があることにより余韻が生まれます。一旦そこで切るとそこに無限大のものが包含されます。間隙の静寂のため響き渡ります。

アットタウンでは、湯浅さんの俳句を毎月掲載します。季節の事柄や、思いをつれづれに伝えます。同時に読者の皆様からの俳句も募っています。

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