アットタウンWEBマガジン

「故郷と俳句と私」(10)

2020年05月19日

@俳壇   湯浅芳郎

 毎月、俳句の研究会や友人との会合のため県北より岡山まで岡山高速道をバスで往復する。高速道は、日本海から米子道、中国縦貫道、更に岡山まで山陽道、瀬戸大橋、高松自動車道、高知自動車道と続き太平洋に至る。沿線の風景はのどかで美しい。出発は旧遷喬尋常小学校前の真庭市役所前バス停。


道をしへ
太平洋まで

四十五里


◆高速道の日本海、太平洋からの中間地点に標識が出ている。バスを先導する不思議な昆虫「道をしへ」は夏の幻想か。






鬼ノ城の
鬼の見下ろす

植田かな


◆総社の辺りまで出ると視野が開け、北に鬼ノ城(きのじょう)山が望める。ここは吉備津彦命と戦った鬼神・温羅(うら)の居城と伝えられる古代山城、登れば遥か四国の山々も望める。城壁、水門、城門跡がある。夏には眼下に広々とした早苗田が広がる。




名月が
高速バスに

付いてくる


◆帰路は大体陽が落ちる。秋、東方に月が出る。いつまでもバスに付いてきて疲れた頭を楽しませてくれる。




真庭市役所前の旧遷喬小学校 国指定重要文化財



高速道終点の太平洋を望む 高知市桂浜 坂本竜馬像


俳句の説明
俳句は作者の強烈な思いが人の心を撃ちます。飛び上がるほどの「うれしさ」、徹底的な「さわやかさ」、口を押えて笑いをこらえる「滑稽さ」、見ほれる「美しさ」、全体の見えないほどの「広大さ」「雄大さ」、本当に寂しくてたまらない「孤独感」など。このことを直接感情表現しないでものを通じて詠います。

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