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猫多川賞受賞作家マタタビニャンキチ先生物語~TSUTAYAブックス ウエストランド店にて【前編】

2020年01月18日

小生、猫多川賞受賞作家マタタビニャンキチが、津山市のウエストランド内のTSUTAYA ブックス店、に訪れた時のお話である――


実は小生の小説を女性に贈るため、ラッピング用の袋を買い求めにきている。
小生が純文学の小説を執筆している時に、息抜きでしていたSNSで出会った女性だ。
その女性は、東京都北区在住の専業主婦の清水由希さんで小生の小説をサイン入りで贈ってもらいたいと年末に頼まれていた。
しかし小生、年末年始は連載小説の執筆中でパソコンとにらめっこか状態なので、今まで長々と今日までお待ちして頂いていたのだ。


最初は100円均一ショップで小説を入れる袋を探していたのだが、茶色の事務的な封筒しかない。
女性に贈るのでそれではあまりにも味気がないので、ここTSUTAYAブックスで探そうと思った次第である。

お店の外側には売れ筋ランキングベスト10の書籍が順に並んである、
店内に入り「すみません、B5判の単行本の小説が入るぐらいの大きさの綺麗な色の封筒はありますか?」と小生は女性店員さんに尋ねてみた。

「はい、こちらになりますね」とハキハキとその女性店員さんは、小生をそのコーナーまで案内してくれた。

小生は薄いピンク色の可愛い封筒を選び、レジへ向かおうとした瞬間、大好きな渡辺和子女史の「置かれた場所で咲きなさい」の書籍のリバイバルのポスターに目が奪われる。
”なんと!?”
迂闊にも手がひっかかり商品の万年筆のポップをガタンとおとしてしまった。
それを拾おうとしが、ニコッとして、女性店員さんが「私が拾って直しておきます」と小生に微笑んでくれた。

小生はこの心も美しい女性店員さんに勝手に「マリアさん」とニックネームをつけた。
浮かれて会計を済ませた後、ルンルン気分で他の店舗を徘徊して、帰ろうと出口に向かおうとした。
途中で、またもや、ケータイショップの新型スマホのキャンペーンに目を奪われて、危うくその隣のフラワーショップのヴァレンタイン仕様の巨大なフラワーアレンジメントにバタンと激突しそうになってしまった。

その時にそこでおそらく休憩時間であろう。
先程の親切なマリアさんが偶々、歩いてきて、笑顔で軽い会釈をしてもらった。
どこまでも彼女は爽(さわ)やかで礼儀正しい。

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