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猫多川賞受賞作家マタタビニャンキチ先生物語~TSUTAYAブックス ウエストランド店にて【後編】

2020年01月25日

これはマリアさんに彼氏がいても、逆ヴァレンタインの名目にかこつけて感謝のプレゼントを渡すべきだろうか?と。
友人のシステムエンジニアのわっちゃんに直ぐに通信アプリで連絡してみた。

「渡すべきだろうね。相手がどう思うか?はともかくとして」とわっちゃんは、いつもの相談に半ばあきれて答えてくれた。

ニャンキチは、マリアさんと一緒にデートしている姿を想像しながら、ワクワクしながらウエストランドに行く。
気がせいている小生は、テナントで入っている銀のぶどうで、ホワイトデー用の『いちごミルクCAKE』をサクッと購入。
「マ、マリアさん!これは貴女の親切へのせめてもの御礼です」と渡すべく、マリアさんを探す。
やっとのことでレジ見つけ、並ぼうとした瞬間に、目の前を沢崎エリカ似のロングの黒髪美人が通りすぎた。

「ドッキュン!」
小生は一瞬で心奪われた。
ここでなんと、また愛の天使キューピッドが登場、耳元に囁きかけた。
「今がチャンスだ!その黒髪美人に声をかけろ!」と……
ニャンキチはまたしても、心も美しいマリアさんのことは、一瞬で億万光年ほど宇宙の彼方に忘れてしまい。
その黒髪美人に声をかけてしまいました……

しかし、実はその囁きは七つの大罪で色情を司る悪魔アスモデウスが愛の天使キューピッドの声の吹き替えをしていただけなのです……
声をかけた場面を、マリアさんに目撃されたニャンキチは、本命のマリアさんに声をかけることもできず。
またもや、こうして見事にアスモデウスの罠に、ニャンキチはひっかかってしまったのでした。

めでたし、めでたし……。

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