株式会社マックは本社を大阪府守口市に置く。「水とくらしのベストを作る」とのことだが、一体何をしている会社なのだろう。建設建築工事関係に全くうといが、マック取締役営業部長の森元康弘さんが説明をしてくれた。
水道管の健康は大丈夫?
水に関して、誰でも安心で清潔な環境が望ましいという事は分かるし、自分たちの水は大丈夫と思っている。
でも、ちょっと待って! 自分たちの体の動脈硬化と同じように水の管、そう、水道管も動脈硬化を起こしている可能性がある。
人間は年を経るごとに血管がもろくなったり、血管の内部が詰まったりして、限界に達すると脳梗塞をおこしたり、血管が破れると脳出血になる。
水道管も同じ、経年するごとに汚れが溜まったり、さび付いたりして水道管を傷めてしまう。
そして詰まったり破れたりしたときには・・・マンションなど集合住宅では我が家だけではなく隣近所に迷惑をかけることも想定される。
治療と予防を同時に行う効率的な工事
そんな水道管のお悩みの相談にのってくれるのが、株式会社マック。給水管や排水管の劣化をライニング工事によって「治療」「予防」することを提案している。(ライニングとは物の表面又は内面に定着可能な物質や物体で覆うこと)。
同社では水道管の「長命」のために、コストを抑え、工事日数も大幅に短縮した効率的な工事を行う。
室内の準備工事をし、高圧洗浄と珪砂による配管内の清掃、給水管ではエポキシ樹脂、排水管ではライニングボールを使ったリビバール工法で特殊ビニルエステル樹脂をライニングする。
その後乾燥させ内視鏡で検査し、安全性を確認する。
岡山県北の集合住宅にも
森元さんは元々岡山県北の旧奥津町に縁が深いという。
「県北でも集合住宅が増えてきました。
給水管の清潔な水があふれても大変ですが、排水管の水があふれ出すと汚水をまき散らすことになり大惨事です。
マンションの経営者や管理組合の方には、早めの診断をお勧めします。
対策が必要な方には、コストも日数も少なくて済む工法をご提案したいと思います」と力強く話す。
まじめで几帳面な森元さん
仕事のお話をしている森元さんは実に生き生きとしているのだが、趣味や息抜き方法は?と聞くと「仕事が好きで、日常的に、何かおもしろいアイデアがないか考えています」と笑顔を見せた。
時にはゴルフもするし、お酒も飲みますという森元さんに、反対に「どこか良い飲み屋さんはありますか?」と聞かれ、2~3知っているところを伝えると、スケジュールのびっしり書かれたメモ帳に、几帳面な字で書きとめていた。
本当にまじめな人なんだなあと感心すると同時に、自分の体に例えて水道管の傷みや補修の手順などを説明してくれた森元さんに信頼できる誠意を感じた。手遅れにならないように水道管もいたわってあげたいですね。
(取材ライティング・武本明波)