アットタウンWEBマガジン

OGAKKOを企画した西川貴章さん

子ども向け家族向けのワークショップはもったいないの気持ちも、木の国美作の木の温かさをとどける


美作らしいワークショップって

美作地域でも、夏休みの子どもたちに向けたイベントが数多く催された。その中で親子で体験できたり、子どもたち主体で行われるイベントは人気が高い。

さて、美作地域ならではイベント、ワークショップって何だろう・・・

OGAKKOはおがくずを再利用したおえかきキット。
西川さんが思いついたのは約4年前の夏、友人から子どもたち向けにキャンプでのワークショップのアイデアを求められたとき「安全に、木を感じられるもの」そう思った西川さんは、ご自身が代表取締役を務める、有限会社丸大製材所で毎日のように出る「おがくず」を使ったものができないかと試行錯誤のうち「おがくず」をつかったお絵かきを提案。

ボードに色を付けたおがくずを張り付けて遊ぶワークショップをしたところ、大好評。子どもたちのキラキラした表情に、がぜん、やる気がわいた。




家族みんなに木の事を知ってもらいたい

子どもがいる、父母がいる、祖父母がいる「木っていろんな種類があるよ、木によって色が違うよ、においが違うよ」ワークショップでは、家族に同時に木の特性や良さを説明することができる。
木目の話や木を切ったら粉が出ることなど保護者の立場でも知らない方も多い。
「多くの人に木の良さを伝えられることがよろこびです」。
子どもたちの笑顔がある、見守る大人の微笑みがある。
「子どもたちの創造力や独創性には驚くことがあります」西川さんの表情はとても穏やかだ。
カラフルなおかくず世界に一つしかない作品を作った時の子どもの表情をみるのがとても楽しみだという。




もったいないの心

おがくずは「捨てるもの?」資源を活用しよう、陸の資源として木材を!という啓発活動もしていて。本来捨てるはずだった製材所で出る、おがくずやかんなくずが再利用されて喜んでもらえていることを実感している。

美作市のふるさと納税の返礼品として、OGAKKOやヒノキのカンナくずの入浴剤がある。
ヒノキのかんなくず(木の皮)は木だけを削っている部分なので人に害があるものではない、パッケージを考えながらムダにしたくないものが、製品になるよろこびもある。
パッケージはとても大切。多くの人が気軽に手に取ることができる商品になったと思っています。





子どもたちの笑顔で頑張れる

これからも板を使って、組み立てキットを開発していきたい。
いろんな製品を作っていくのが夢。と話す西川さん。
「子どもたちの笑顔、見守る保護者の温かさ、家族の睦ましい光景を見るともっと頑張りたいと思います。ワークショップをしながら美作の木の良さを広めていきたいです。
まだまだ可能性があると信じていますから」という若い力に期待したい。




美作市のふるさと納税については、「さとふる」ふるさと納税サイトで検索してみてほしい。
OGAKKOなど製品のお問い合わせやワークショップの依頼は
電話(0868)72 0411(丸大製材所、西川さんまで)




「木の国美作」・・・美作市で看板を見た事がある。
美作は木の国・・・木材・・・美作地域らしいワークショップ。
少しずつ西川貴章さんの気持ちがわかってきたような気がする。
(取材ライティング・武本明波)

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