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やさしい色のガラスが異空間へ誘う

ガラス作家 豊本光識さん(ガラス工房とよもと)

ポート・クリスマスマーケットで出店
数々並んだガラス作品。
とんぼ玉やペンダントトップ、ヘアピンにイヤリング。数々ガラス作品はどれも美しい色あいのものばかりだ、きっと女子の好きな色。
昨年末津山市川崎の「ポート アート&デザインTSUYAMA」で行われた「ポート クリスマスマーケット」の出店していたガラス工房とよもとのブースは光と色・色・色にあふれていた。


家族と共に真庭市へ
物静かな豊本さん。

それをサポートするのがすてきなご家族。
奥様の恵子さんの笑顔と可愛い子どもたち。真庭市湯原温泉に工房を持つが豊本さは県南生まれも恵子さんも岡山県外で生まれ育った真庭市には何も関係のない人たちだ。
湯原温泉に居を構えようと思ったのは、ステンドグラス作家の父の影響だという。
温泉に入れ雪が降り自然豊かなところということで、湯原に住む事を決め、家族で移住した、いわゆるIターンだ。

大宇宙をも連想させる作品
ガラスのアクセサリーはとても繊細だ。
特に目を引いたのは「宇宙シリーズ」。
後ろ姿の黒い猫が夜空を見つめている、白い犬が星を見つめている。
大宇宙に思いを込めた小さいながらも大作だと見入った。
ガラス細工の工程は繊細ながら火を使った力強く情熱的な作業工程だ、ガラスを窯の中でとかしあわせ、形や模様を作っていくフュージングでは微妙な組み合わせで色々な世界が展開できる、制作するにあたっては自然の恵みや四季の恵みを感じ、イメージしながら制作するという。


工房に行ってみよう
湯原温泉の「ガラス工房とよもと」では「世界に一つの自分だけのオリジナル。
旅の思い出にガラス体験」をと呼び掛けている。
とんぼ玉制作では水玉や、花模様など色々な模様のとんぼ玉が、またモザイクガラス制作は様々な自分の好きな色のガラスを使ってキャンドルポットや、フォトフレームがどちらも約30分でできるので試してみてはいかがだろう。
オーダーメイドのガラスのハンコやステンドグラスなども注文できるのでまずは工房を訪れて見学してみることをおすすめしたい。

イベントにも参加して行く

最近ではいろいろなイベントなどでも出店、ワークショップなどもしているので、見かけたら気軽に話しかけてみてほしい。私の豊本さんに対する第一印象は「話しかけづらい人」だった。でもその印象は奥様・恵子さんの笑顔を介してくつがえされるので、それが人との出会いのすてきな事だな、と思う。
でなければ、このような美しいものを制作できるはずがない、きれいな色を出せるはずがないと納得しながら、とてもシャイな豊本さんのはにかんだ顔を思い取材を終えた。



当面の美作地域での出店は次の通り
1月13・14日 タカラ産業まつり・マルシェ(津山市国分寺)
2月24日 ヨリビト(美作市福本の旧英田町遠藤酒造前空き地)


工房所在地は真庭市湯原温泉112
電話090ー4655ー6392
          (取材ライティング・武本明波)

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