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響け! 豊かなハーモニー混声合唱団 エミ キネン クワイア

6月16日第1回定期演奏会

ていねいな曲づくりを心がけ、最高の合唱にすることを目標にする「エミ キネン クワイア」の第1回定期演奏会が、6月16日、津山市大谷の津山市中央公民館で開かれる。

「江見恭彦先生と一緒に歌いたい」「先生の思いを受け継いでいきたい」と練習を重ねている。





津山の音楽シーンの草分け・江見恭彦さん

江見恭彦さん(津山市山北)は、昭和46年から津山  高校に勤務。
音楽部で合唱指導に当たり全国大会出場経験もある。
また「津山第九をうたう会」の立ち上げに貢献、音楽コンクールを主宰するなど、津山の音楽シーンの草分け的存在。
その江見さんが同校音楽部顧問になった時、音楽部員だった当時2年生の奥武士さん(副指揮者)は、「音楽の魅力を教えてくださった、合唱や音楽を続けていく原点になった」と言う。 



江見先生を中心とするハーモニーをつくろう

「先生の歌唱法や、指導法、指揮法、合唱の在り方、また合唱に対する思いを伝えてもらいたい」と、江見さんのくすのき賞受賞を機に2017年8月に「江見先生を囲む会」を数名で立ち上げ、現在の「エミ キネン クワイア」に至る。
*くすのき賞は、津山市文化連盟が地域の文化や芸術の発展に寄与した個人、団体に贈る賞。


団員の声を大切に

現在団員は約20人。曲のレパートリーは約20曲。
「発表曲は選曲委員会を組織し、民主的に選ぼう」などと団員の想いを大切にする取り組みをしている。
愛唱曲の「河面の光あせて」「いざ立て戦人よ」「アヴェ・マリア」などには、個々に思い入れも。
「互いの声が聞き合える、和をもって自分の位置をとらえて、そこに自身の声を響かせるアンサンブルの醍醐味がある」と、より豊かで深い音楽を楽しんでいる。




合唱(音楽)を愛してやまない

江見さんは今年86歳。体調のすぐれない時もあり、皆で気遣っているのだが「ご本人が時間を忘れるほど一生懸命になり、楽しんでいる様子です」とまだまだ現役。
江見さんの顕彰が大きな目的の一つだが「歌い方の指導を受け、学べる事に喜びを感じている。
響きが(ひとつ)になる幸福感を味わえるのは、先生あってこそ。
江見先生なくして団は成立しない」と団長の小峪祥孝さん。



「楽しく歌っています、いっしょに歌いませんか」

「私は音楽部ではなかったけれど、学生時代に戻ったような気持ちです」と船曳眞弓さん。
初心者だって大丈夫、合唱を楽しむ気持ちで参加して欲しいと、同混声合唱団では団員を募集している。
募集要項は次の通り。
活動日・毎週火曜日19時半~21時半
会場・津山市中央公民館(津山市大谷600)


6月16日には、同公民館で第1回定期演奏会(同団主催、AFWアットタウンなど後援)を開く。
指揮は、江見恭彦、奥武士、岡美津子。ピアノ伴奏は竹内彩佳。賛助出演にソプラノの神田遥の独唱があり、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」「落葉松」混声合唱組曲 「月光とピエロ・水のいのち」など多彩なハーモニーを奏でる。

 問い合わせは、同事務局船曳さん(090-7594-2601)

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