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9月29日から茨城県で開催される国体に出場

がんばれ!!美作高校なぎなた部『あさひなぐ美作版』

「あさひなぐ 青春ってメン ドウ スネ」は乃木坂46の西野七瀬主演。
初心者でなぎなた部に入った西野演じる東島旭が「美の武道」となぎなたをとらえ過酷な稽古からライバル校とのクライマックスを描く、大ヒット青春映画。

「あさひなぐ~」を彷彿させるのが、津山市山北の美作高校なぎなた部「いきいき茨木ゆめ国体2019」へ向けて山根文恵監督のもと、稽古に余念がない。
出場するのは3年の山根千慶さん(勝央中出身)、青井千莉さん(勝央中出身)2年安藤鈴華さん(勝央中出身)。
6月にあった国体予選で試合競技と演技競技で上位に入り出場を決めた。



国体出場の3人
小学2年生からなぎなたを始めたという山根さんは国体に2回目の出場。審判に一本を認めてもらえるように、確実な技を練習しているといい、昨年から柔軟体操をして体の堅さを克服したいと力強く話した。

小学5年生の頃、お父さんに連れられて行った道場で、なぎなたをすることがもう決められていたという青井千莉さんは3回目の出場。
青井さんも確実に一本をとるために、隙を確実にねらっていきたいと話す。
とびきりの明るさで「食生活にも気を使っています」と笑った。

安藤鈴華さんは、JOCで優勝した時のメンバーにも入っていて、その時はとてもうれしかったという。
小学1年生のとき、なぎなたをしたいという気持ちがとても強く自分の意志で道場に入った。
緊張するタイプなので緊張していても一本とれるようにしっかり稽古をして平常心でのぞみたいと笑顔を見せた。



創部3年目にして強豪校に
美作高校なぎなた部は創部3年にして、インターハイ3位、5位の実績を持ち2年連続優勝は全国でも美作高校ただ1校だという。 

今年の美作地区総体では、演技競技1~3位、個人競技1~3位、団体競技1~3位。6月に行われた第58回岡山県高校総体では団体試合の部で優勝、個人試合も1~3位で、8月に沖縄県で開催されるインターハイの切符を手に入れ、その他にも個人競技・演技競技でベスト8以上に入り中国大会への出場者も大勢出した。

広島で行われた第25回中国高等学校なぎなた選手権大会、団体戦で強豪出雲北陵高校、長府高校を破り2年ぶりの優勝を果たす。
個人戦でも、青井さんが優勝、安藤さんが第2位、演技競技では山根・青井チームが3位に入るという快挙。

そうそうたる実績だが、部員は皆フレンドリーで明るい雰囲気。



美作高校なぎなた部を応援しよう
江戸時代に戦場での戦いになぎなたという観念がうすれ「女薙刀」が発展し男性の武術から女子の武術としての地位が確立されていったが、美作高校には男子部員もいる。
黒一点の1年生、今井勇斗くんも女子部員に混ざり、懸命に稽古している姿が印象的だった。

監督の山根文恵さんは「なぎなたは、まだまだマイナーなスポーツですが美作高校はとても頑張っています、部員の頑張りをもっと皆さんに知っていただきたいです」と話した。
部員の皆さんの山根監督への信頼は厚い。

さあ!みんなで美作高校なぎなた部を応援しよう。
「いきいき茨木ゆめ国体」なぎなた競技は9月29日から10月1日まで、茨城県常陸大宮市工業団地25の西部総合体育館で行われる。
(取材ライティング・武本明波)



なぎなた競技
◆試合競技
防具を身につけ、竹と樫の木でつくられた
長さ220センチほどの「なぎなた」で、相手の定められた部位(面、小手、胴、咽喉、脛)を確実に早く打突して勝負を競う

◆演技競技
防具をつけず、8本ある「しかけ、応じ」の中から指定された3本の形を二人一組で行い、その技の優劣を競う

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