初詣と一緒に合格祈願をと、1月3日「勝間田神社 受験合格祈願」が午前10時からと11時からの2回、学問の神・菅原道真が祀られている縁起のいい同神社でおごそかに行われた。
自分自身の努力の成果に「勝」の縁起をいただこうと、多くの受験生や保護者などが勝間田神社につめかけた。
勝間田神社の所在地は、勝田郡勝央町勝間田。
「勝」が3つ付く神社名を入れると4つの「勝」。
なんとも意欲がわき勝利を手にする高揚感が高まる。
「今日のグッズは全て合格祈願をしていただいたものです。勝央町を縁起のいい町として、多くの皆さんに知ってもらいたい」と勝央町地域おこし協力隊の佐桑充倫さん。
「勝」ブランドの開発などを地域の人たちと話し合いながら作成して、その日は神社の特設ブースで販売をした。
勝玉(カチボール)ペンや勝クリアファイルなど士気を高めるお手伝いになればと「当日購入できなかった人は、勝間田宿の勝央こころざしシェアスペースで販売していますのでお気軽にお立ち寄りください」と笑顔。
「希望の高校にどうしても合格したい、勝間田神社のことはチラシを見て知りました」公立高校を目指す勝央町内の中学3年生は「勝間田神社の御朱印」を大事そうにクリアファイルにしまっていた。
神社には百度石もあるので、目標を持ち受験生には勝てる縁起をいただきながら体調に気を付けて頑張ってほしいと願っている。
佐桑充倫さん
風情を残す勝間田宿
古きよきものをつないでいきたい
津山藩主の本陣、美作勝山、出雲松江藩主の本陣があったという出雲街道勝間田宿は、参勤交代の宿場町として整備され美作七宿の一つとして発展した。
明治時代に建てられた旧勝田郡役庁舎は、木造2階建。正面玄関上は塔になっており金色に輝く屋根が印象的な疑洋風建築の建造物だ。
旧郡役庁舎をランドマークとする、旧出雲街道勝間田宿の通りは見所がいっぱい。
清流滝川にかかる橋からの川風が清らかで街道内には水が流れ鯉が泳ぐ。レンガ通りとも言われている。
今では老若男女、町内在住のベトナム人技能実習生とも連携をしながら、各戸軒先にに、昔からの屋号を木彫りしたものを鹿の角につるし、カラフルなベトナムのお守りを付けた風景が旧出雲街道になじんでいる。
また日本全国を測量し、日本地図を作製した伊能忠敬は勝間田宿の岡家に宿泊し、夜は天体観測をしたという「地球の大きさを測る」という暦学上の天体観測だったとされるがなんとも夢のある話だとただただ感心。
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