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『美作市の紹介を』みまさか市観光ボランティアガイドの会会長中島さん

『みまさか市観光ボランティアガイドの会』という団体をご存じだろうか?
美作市から観光補助を受け『美作市観光みまさかの季節を巡るバスツアー』を、無料(保険、昼食代金別途)で定期的に開催している団体となる。
お話をしてくれたのは、2代目となる代表の中島操さん。
前会長から会長職を引き継いで、4年になる。
活動の中心となるのが、『みまさかの季節を巡るバスツアー』だ。
美作観光連盟の補助事業として始まり、活動当初から続く、無料バスツアーなのだ。




観光ボランティアの会の活動を始めた当初は、湯郷温泉がありきで湯郷温泉に宿泊した観光客に広く美作を案内する活動をしていたという。
実は当初はスクールバスを利用していたそうだ。
しかし、スクールバスではこどもが乗るように作られているので狭い。またエアコンも効かず、市内を案内するのに支障もある。
色々と紆余曲折があり交渉の結果、中古だが今のバスを購入してもらえた。
問題は、バスだけではない。
湯郷温泉だけでは充分なガイド需要がなく、広く「美作市」を知ってもらう目的が果たせない。
結果、観光ガイドの活動自体も寂しい状態のままだったそうだ。




その状態を受けて、新たな活動として、美作市内の人にも地域の魅力を感じてもらい楽しんでもらおう、ということになった。マイクロツーリズムの走りのようなものだ。
市内の人をガイドすることで、参加者が増え、賑わいが出て来た。
歓迎すべきことだが、弊害も現れだした。
美作市は元々、6町村が合併して新しくできた市。少し離れた町だと、ガイドより参加した地元の人の方が詳しくなることも多いのだ。
まるで、本末転倒である。
また、中島さんは産業として考えても、市内の人をガイドしていても観光としての価値は低いという。
そこで、市内のマイクロツーリズムに加えて市外に積極的にPRすることに。
最近は、行政も積極的に支援してくれたのも功を奏し、徐々に市外の人の参加が増えて来た。他にも、ガイドのスキルを上げるため、年に数回、研修会などの活動も行う。




色々ありながらも順調に活動の幅を広げてきている様に聞こえるのだが、会の運営は苦労が多いのだそうだ。
それは、ボランティアであるため、会員の活動に対しての温度差が大きいとのこと。
ボランティア団体にはよくある話だ。活動を盛り上げようと一所懸命になればなるほど、方向性の違いがでてくる。
それと共に熱の入りようも人によってさまざまだ。
そんな難しい会のかじ取りをする中嶋さん。
それでも「自分ができること、来た人に喜んでもらえるガイド活動を頑張るしかないですが」そういう。
ガイド活動で会を引っ張っている。




最近は美作市が行っている『みまさか周遊観光バスツアー補助金』制度を利用してのバスツアーに、バスガイドとして呼ばれることが増えているという。
取材を行った日も、午後からガイドの依頼が入っているといった具合だ。

『みまさかの季節を巡るバスツアー』でも今年から新たな取り組みとして、出発場所を『美作インター市営駐車場』と『智頭急行大原駅』を追加した。ツアー内容によって出発地点を変えるのだ。
特に美作インター市営駐車場は、インターチェンジから降りてすぐ。
広い駐車場が車で来る人にとって便利だ。
しかし残念なことに、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止が続くことに。
6月、7月と何とか開催したが、8月以降の予定は、今後の感染状況を見ながら、開催を検討することになる。
アフターコロナが来ることを願うばかりだ。




今後の目標としては、いかに観光客のニーズにこたえられるかといった課題に向き合いながら、会の調和を図り発展させていくことだとのこと。
率先してガイドを行う姿で会を引っ張る中島さん。今後の『みまさか市観光ボランティアガイドの会』が楽しみだ。
美作市内に住み、ガイド活動を一緒にしてくれる会員も募集しているとのこと。
興味がある読者の方は問い合わせしてみるといい。

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美作市

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