「郷土の歴史 自然 産業 文化などが遊びながら楽しく学べる」と美咲郷土かるたが好評だ。
平成30(2018)年9月に発行されたが、地元の人はもとより、地元を離れ都会に出た人たちからも好評で、お盆休みやお正月に帰省してかるた遊びをして「楽しくてふるさとの美咲町のことが誇らしく思えてきた」「子どもたちと一緒にかるたをしながら私の生まれ育った所、おじいちゃんおばあちゃんのいるところにふれさせることができた」と買い求める人も多い。
発行は「美咲郷土かるた」を活かす会。
同会の会長・福井正さんは「合併から10年、旧3町(旭町、中央町、柵原町)一体感ができてきてる。かるたでふるさとの良さを伝えたいと、思いを込め美咲町のすばらしさを絵と語句にしたので、多くの人に楽しんでほしい」と話している。
アットタウンでは、美咲町の歴史や文化に親しんでもらえればと、毎月5文字ずつ「美咲郷土かるた」を掲載する。
美咲郷土かるたには絵札(裏面に説明文)、読み札のほか、「かるた一覧」「あそび方」のほか「マップ」もついているので実際に見に行ってみてはいかが。
旭地区では、河本商店、まきばの館。中央地区は美咲町物産センター、美咲物産、アティック、丸美屋、坂手商店。柵原地域は、北和気郷土資料館、柵原鉱山資料館、スポレク柵原、アグリモモ、で購入でき、津山市内では津山ブックセンター ツタヤウエストランド店にある。1000円。
問い合わせは、同会事務局の玉木陽一さん
【電話・FAX】(0868)66|2036.
美咲郷土かるた「あ」行編
あ・青パト
「青色の回転灯を装備した自動車」のこと。地域の見守りを目的に組織されている活動団体が、青パトで防犯パトロールをしている、美咲町内には10台が走っている。
(2018年6月現在)
い・亀甲岩
原田に亀の甲羅に似た大きな岩がある。むかし、修行の旅をしていた人がこの地で行き倒れていた。あわれに思った村人が埋葬すると、月夜の晩に巨大な岩が弘法大師の像を乗せてせり上がったという。「亀甲」の地名の由来である。
う・うそとり大明神
三休公園の桜があまり咲かない年があった。「うそ」という鳥が、つぼみの多くを食べてしまったということで、この鳥の被害をなくそうと神社を作った。毎年4月1日(うそをついてもいい日)が縁日。
え・エイコンスタジアム
県北随一のスタジアムであり、夏の高校野球岡山県大会では10試合以上の試合が組まれていて多くの野球ファンが集まる。電光の掲示板も整備され本格的な野球場として認められ県下で岡山、倉敷に次ぐ三番目の施設。
お・桜湖焼
町内でとれる山土・田土を使い、町の木である桜の木を灰にして釉薬として、窯でじっくりと焼き締められた陶器。深い青色と、淡いピンク色の2色がある。「美咲名物たまごかけごはん」の茶碗としても使われている。