吉井川の支流・宮川の支流・横野川水域にあり、津山市中心部から車で20分ほど上流に上がります。
津山から近いこともあり、夏は避暑地として、秋は紅葉スポットとして、高い人気を誇っています。
下流より一の滝(落差8m)、二の滝(落差15m)、三の滝(落差36m)の3つの滝と、場合によって四の滝(落差8m)を含めた総称を「横野滝」と呼んでいます。
まずは、駐車場のある「二の滝」を目指します。
二の滝につく前に広い駐車場が見えてきます。
「一の滝」に行くには、そこに車を停め、400m程、徒歩7〜8分川沿いに下流に行くと一の滝があり道路からも見えます。
滝つぼへ行くこともできますが、夏は雑草が覆い茂り道もよくわからない程です。
周辺は道幅が狭く車を停めるスペースはありません。
滝のすぐ上は、数mほどが岩肌になっており、水が滑るように流れ落ちています。
「一の滝」を後に、二の滝の駐車場を超えると、もみじ亭です。
水車や茶屋など風情豊かな建物が出迎えてくれます。
夏は「二の滝」から流れる渓流で飲み物を冷やしてあり、流しそうめんなども楽しむことができるようです。
「もみじ亭」の横には『銘木百選』にも選ばれた、樹齢400年を超える見事なもみじがあります。
これだけのもみじは、あまり見かけることができませんので、忘れずご覧になられることをお勧めします。
その「もみじ亭」の脇を抜け、整備された遊歩道を標識の案内通り進むと、すぐに「二の滝」に到着します。
滝のすぐ脇には「雨乞い」「眼病」に霊験があるとされる竜王神をお祀りする龍神宮が鎮座されており、すぐ下流には社務所が設けられています。
遊歩道の途中には近くの小学生が建立した「吉井川源流の碑」があります。
「紅葉亭」から約600m上流の山頂が見えだすと車数台が止められる駐車スペースがあります。
その先に滝への道沿いに三の滝を詠んだ句碑が建ち、「三の滝」の看板があります。
そこから数十メートルで「三の滝」が登場します。
3つの滝のうち落差最大の三の滝は、3段瀑となっており各段に滝壺を持っており、3段を合わせた落差は約36mもあって、横野滝の中では最大です。
また、3段爆は見た目も美しく、秋に行けば「もみじ」が目に映えます。
この三の滝は、少し険しいですが、左側から上へ登って行くことは出来ます。
春の新緑、夏の涼昧、秋の紅葉、冬の氷雪と四季それぞれに異なった趣があります。
最後に、あまり言われていない四の滝に。
三の滝から四の滝へは、すぐに到着です。
高さは10m弱の絶壁から流れ落ちる見事な滝です。
整備はされていませんが、滝つぼに降りることも可能です。
倒木などがある場合がありますので注意して降りる必要があります。
読者の皆さんも、津山の市内から近いので一度訪れてみてください。
所在地:津山市上横野
(ライティング:星護 禄胤)